BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

2014-01-01から1年間の記事一覧

20140927 1500年前

あまりに発作がひどいので、いつもの温泉銭湯へ。3月いっぱいで休館することを知り、少なからぬショックを受ける。まあ、変化に応じて生きていくしかないわけですね……。そこから糸電話プロジェクトの2日目へ。初日よりテクニカル面やコンセプト面はかなり向…

20140926 ジャッキー・チェン

F

演劇センターFに集合して、そのあと「秘密の場所」へ移動する。武田力・糸電話プロジェクトの試演会のために。せっかくなので、知らない町に来たつもりになってみよう、と思ったら、本当に迷子のような状態になってしまった。 終わってから、武田くんと話を…

20140925 エラー

サンプルの『ファーム』を観に池袋へ。ひさしぶりの観劇だった。面白かった。価値観の凝り固まりそうなところがほぐされる感覚があり、松井周さんが「マッサージ」と言ってたのもあながち嘘ではなかった。 夜は演劇センターFでシビウ国際演劇祭の報告パーテ…

20140924 秋の友だち

天気が重々しい。雨の中、それでも町に繰り出す。ちょっと哀しい光景に遭遇した。ああ、この醜い、忌み嫌われるおじさんが、美しい女だったら、こんなことにはならないだろう。他人とうまくいかない人間はやはりどこにでもいる。彼らには行き場がないのだが…

20140923 テレパシー

この日は快晴。本牧アートプロジェクト関連の撮影のために、森日出夫さんと朝から晩までご一緒させていただく。おそらく本牧にあるほとんどの高台に登ったのではないか。芸術の秋……のせいなのか。カーラジオからは、聞き覚えのある声が何度か聞こえてきた。 …

20140911 夢の記録

金沢八景の喫茶店で仕事。そのあと金沢文庫の温泉銭湯に入って、近所で呑んだ。店内のNHKで流れていたサザンの番組をいつもの人と一緒に見る。世代を超えていくポップさは凄い。オリンピックに収斂させていこうという物語は少し鼻白んだ。震災から3年半、と…

20140823 エスニックナイト、アートでコミュニティと向き合う?

Facebookに書き始めたものですが、また時系列を無視してこちらの日記に貼り付けます。 昨日(土曜日)の演劇センターFは恒例のエスニックナイト。幾つかのイベントが乱立するのは、フェスティバルである以上は避けられないことだし、それだけ多様・多層・多…

20140527 マンハイム7日目

ホテルのランドリールームに行ったのだが今ひとつ使い方がわからず。従業員に教えてもらう。スリランカ人の彼が、お前は日本人か、ならばヤスシ・アガシを知っているか、と尋ねられ、わからなかったのだが、明石康のことか、と後で思い至った。そうなると彼…

20140526 マンハイム5日目

山口真樹子さんの案内で、野村政之くんと共にフランクフルトへ。マティアス・ペースが芸術監督に就任しているMOUSONTURMを訪ねる。ドラマトゥルクのマルクス・ドロスが劇場を案内してくれた。非常にキュートなデザイン。そして、屋上の眺めが最高! マティア…

20140525 マンハイム4日目

マンハイム4日目。日曜日はふつう(宗教的な慣習のため)閑散とするらしいのだが、この日はお祭りだったため、目抜き通りのプランタン通りは賑わっていた。 まずレクチャー「Post-mortem:the dangerous liaisons of terror and performance」。スピーカーRus…

20140524 マンハイム3日目

さて日記を再開しよう。今は本当は8月9日で、高知にいて、台風が迫っている。この場所と時間において、マンハイムの「日記」を書くのはなんか変やけどね。 朝、「フェスティバルは誰のものか?」というシンポジウムを聴くために郊外の会場まで足を運んだが、…

20140729 『演劇クエスト』についての所感

本来の順番からすればここでマンハイム滞在3日目のレポートが入るはずだけれども、「日記を時系列で順に書く」という縛りを、いったん無くしてみることにした。カオスを招くかもしれないが、今は、血、言葉、アイデアをめぐらせることを優先したい。 長者町…

20140523 マンハイム2日目

目覚めて、ホテルで朝食。ほぼ毎日、8時半から9時くらいに起きていたので、この日もそうだろう。食堂では同じホテルに宿泊している面々に会うので、なんとなく話しながら食事するのが朝の始まりになっていた。 クアドラーテの中心部、パラーデ広場(Parade P…

20140522 マンハイム1日目

さて、マンハイムでのTheater der Weltについて幾つか原稿を書く予定があり、さらに演劇センターFでの報告会もあるので、記憶を呼び覚まそうと思って日記をひさしぶりに再開したわけだが(今これを書いているのは7月28日)、書き始めてみたら予想よりも細部…

20140521 移動

深夜の便で羽田からフランクフルトへ。しばらく食べられないことを覚悟して空港ではお寿司を食べた。円をユーロに換金。搭乗カウンターの前で、今回の取材旅行のアテンドをしてくださった山口真樹子さんと合流する。偶然、真樹子さんのお知り合いの方も同じ…

20140520 靴

明日の夜にマンハイムに立つので、弘明寺の温泉銭湯に入って体調のメンテナンスなど。しばらく温泉入れないだろうし。靴を新調した。なんとなく、若い頃に読んだ須賀敦子の『ユルスナールの靴』の冒頭を思い出す。 きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんは…

20140519 『演劇クエスト』リサーチ

宮永琢生Pも加わって、『演劇クエスト・京急文月編』のリサーチのために三浦半島へ。この日は、新逗子からJRで横須賀を経由して、汐入、横須賀中央、浦賀、三浦海岸、といったルート。なぜか横井嬢が、電車の中で女子高生にクスクス笑われて傷ついていた。 …

20140518 快快『へんしん(仮)』

なんとか合間を縫って、こまばアゴラ劇場に快快『へんしん(仮)』を観に行く。とても快快らしいものを感じたというか、勇気をもらったように感じた。これはリーダーよんちゃんの性質によるところが大きいのかもしれないけれども、すごく、プリミティブに演…

20140517 この日も

この日もほとんど、記録と記憶がない。

20140516 あまり記憶がないけれど

徐々に、極限状態であることを感じ始めていた頃。

20140515 murderがない

Fの会議(このあと3人で会うのは1ヶ月くらい先なので)、金沢八景で仕事をした後、横須賀へ。汐入の角打ち、のち、横須賀中央のいつもの店へ。 軍隊とはいったい何なのだろうか。それが存在する国では、当たり前のものだ、とされているのかもしれないが。AJ…

20140514 女子美でのレクチャー

杉田敦さんにお招きいただいて、女子美術大学のレクチャーへ。演劇について話をしてほしい、ということで、最近の潮流についてプレゼン。客席の構成を変えるなど、多少パフォーマティブなこともした。似顔絵を描いてくれててびっくり。 終わってから相模大野…

20140513 やれやれPART2

前日に引き続きのやれやれな展開。とはいえ、自転車のチューブを交換し、爽快な気分になる。夜、黄金町に戻ってきたらFさんにばったり会い、路上でしばらく話すなど。

20140512 やれやれPART1

前日に「この本には×××が入っていない!」と言い立てる人はまずあとがきを読んでほしい、との話をしたばかりだったのだが、案の定……。やれやれという感じ。 ネット時代の言説、つまらなくなってるなあ……。 とも思うけど、いいこともあるし。まあいっか。

20140511 演劇最強論トーク

F

これを書いているのは『演劇クエスト・京急文月編』を終えて間もない7月15日で、どんどん、タイムラグは開いていくのだが、日記を書くことの必要性を再び切実に感じ始めてもいる。 この日は、まず昼過ぎまで、二十二会による「二十二会の鏡設置」の為の公開…

20140510 大岡川を源流まで歩くPART2

とうとう日記を2ヶ月遅れで書くようになってしまった。もう梅雨が明けようっていうのに。 さてこの日は、「金沢八景から大岡川源流氷取沢まで演出家市原幹也と劇作家岸井大輔と歩く」第2弾。前回のレポートはこちら。今回は金沢八景駅に集合し、八景島や金沢…

20140509 エスニックナイトは演劇である

Fの制作である横井貴子嬢が企画したエスニックナイトvol.0。おー、これは! 予想していた以上の大ヒット企画。まず買い出しから始まる。横浜橋商店街の、韓国、中国、台湾、タイ、フィリピンなど、様々な食材店を訪ねて、お店の人とやりとりしながら買い物を…

20140508 打ち合わせの日

F

黄金町在住のあるアーティストから相談を受ける。そしてスタッキーとFのサイトやフリペに関して打ち合わせ。それから、提出しなければならない企画書について、市原くんたちと深夜遅くまで、ああだこうだと話し合いながら練っていく。時にはそれぞれの芸術観…

20140507 演劇センターF立ち上げにあたり

この日は、演劇センターFの立ち上げにあたっての文章が公開された。書いたのは市原幹也。ロマンティックで良いなと思います。 http://tcf-project.net/readme.html 昨日聴いた訃報というのは、ある友人が餓死した、というものだった。つまり孤独死ということ…

20140506 『下北沢ものがたり』トーク

(マンハイムにいた時はあんなにぐっすり眠れていたのに、日本に帰ってきてから睡眠がぶつ切りで、これはいったいどうしたことか……という6月14日の早朝に) 下北沢のB&Bで、新谷洋子×多田洋一×徳永京子×仲俣暁生×藤原ちから×播磨秀史による『下北沢ものがた…