BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

2013-01-01から1年間の記事一覧

20131231 紅白

大晦日。いつもの温泉銭湯に来てこれを書いている。いつもより混んでるけど、紅白が始まってから目に見えて人が減ってきた。家に帰ってテレビを観るのでしょう。 今年の紅白歌合戦はだいぶ盛り上がっているみたいで、twitterのタイムラインを眺めているだけ…

20131230 F/Tディレクター交替の記事、東亜演劇賞

F/Tのディレクター交替について、Realtokyoに小崎哲哉さんが取材記事を書いている。あいちトリエンナーレに対する中日新聞の記事への対応の際にも思ったけれども、小崎さんが持っているフェアネスな(とわたしには思える)感覚は、今後のジャーナリズムにと…

20131229 横浜忘年会

地元の忘年会。長者町で麻辣羊鍋を食べる。美味辛い。気を許しているメンバーだとついわがままに振る舞ってしまう。少々口が過ぎました、ごめんなさい。そのあと黄金町に移動して、帰り際に、ばったり歌姫にお会いできて良かった(もしかしたら今夜あたりい…

20131228 『MOTHER II』、ポナイト2

アトリエ春風舎にて、青年団若手自主企画vol.59 大池企画『MOTHER II』。劇場で演劇を観るのはひさしぶり。母と娘、おじさんと若者、といった世代間の対立がテーマになっていて、ある朝起きたら母親が27歳に若返っていた、というファンタジックな設定から物…

20131227 エクス・エクス・エクスポナイト1

終電が近づくと「帰りたくない」だとか、誰かれかまわず「朝まで飲もう」などと言い募るのはただのアバズレだ、ビッチだ、とOさんに言われてなるほどそうかもしれないと少し反省した。 エクス・エクス・エクスポナイト2days。年に1回くらいはHEADZのお手伝い…

20131226 Next制作塾オープンサロン

亀戸にて、Next制作塾オープンサロン。ままごと・宮永琢生氏が小豆島での滞在制作について語る会にゲストスピーカーとして参加する。宮永くんが1時間半くらいノンストップで喋ったのだが、それだけエピソードが蓄積されていたということだと思う。すごく面白…

20131225 芸術と社会?2

武蔵小山の立ち飲み中華の2階にある円卓で、『演劇最強論』のささやかな忘年会。お招きした某作家の新婚祝いにもなった。終電後は不覚にもほとんど寝ていた。最近はすぐに眠ってしまう。眠りの時期なのだと思う。 いっぽう吉祥寺では「演劇人のための鈴木教…

20131224 クリスマスイブ

確かにこれまでの彼の本に比べるとスラスラ読めるという印象のある佐々木敦『シチュエーションズ』。おそらくは「3.11」という体験が、文脈として、書き手と読者とのあいだでひとまずの共有を得ているせいではないかとも思う。とりあえず第1章を読んでいてな…

20131223 チェルフィッチュ『地面と床』2回目

当日券キャンセル待ちの番号は絶望的な数字だったけど、なんとかギリギリ立ち見で観られたチェルフィッチュ『地面と床』千秋楽は本当に感動的だった。超満員ということもあって最後方からの眺めは壮観。カーテンコールは3回。バカみたいに熱の籠もった拍手を…

20131222 夢を買う

中華街の一角でランチデート。いつも「フジコ」と呼ばれているせいか、彼女とごはんを食べるとなにやら女子会めいた気分になる。美味しいフォー、シフォンケーキ、マサラチャイを堪能して至福の時を過ごしてから、同じ建物の別フロアにあったアンティークシ…

20131221 泥の河

昨日につづいて憂鬱な気分を引きずったまま、自転車に乗って横浜某所に停泊している秘密の船・第七金星丸へ。8mmFILM小金井街道プロジェクトによる映像作品などを観て、それらのアナログな編集術も興味深かったのだが、なんといっても圧巻は小栗康平の『泥の…

20131220 炎上か、冷笑か

寒さが本格的になってきた。調子は今ひとつだし、この日記もおそらくは今ひとつということになるだろう。とにかく眠い。本格的な冬眠期のおとずれを感じる。できればこんなことはもう書きたくない。美味しいごはんだけを食べていたい。「憤り」がふつふつと…

20131219 東京藝術新聞?

雨だったので、籠もって身辺整理をしていた。 「あずまきょうこ」と名乗る人物から、できるだけ人目につく場所にこれを晒してほしい、と言って送りつけられてきたものがあった。何やら怖いな、とも思ったのだが、考えてみれば今の世の中のほうがはるかに怖い…

20131218 F/Tディレクター交替、赤いシロップ

F/Tのディレクターを交替します、と事務局から送られてきたメールを読んで、悪い冗談かと思った。交替の理由が何も書かれていない。これで「より開かれたフェスティバルを目指」すとか言われても、いやいやご冗談を……と苦笑するほかない。いや正直に言うと、…

20131217 メガヒット・オア・ダイ

狂っているのは誰なのか。 ずいぶん久しぶりに近所の立ち飲み屋に寄ったら、サングラスをかけたおじさんが一杯奢ってくれた。テレビからは「2020年の東京オリンピックに向けてひとつになりましょう!」的な声が聞こえてくる。この放送局の男性アナウンサーの…

20131216 サンプル『永い遠足』、星まわり、F/T学生座談会

ふと思ったのだが、ある人間が誰かを可愛がり、目をかけたとして、そうされる側もがんばってその期待に応えようとしても、それはしばしば依存状態に陥るのであり、エンドレスな愛と忠誠の確認を行わなければならなくなる。そうなると、少しのあいだ会わなか…

20131215 本牧、ままごと、横トリサポーター忘年会

ハシゴをすると日記が長くなるので困る。バスに乗って初めて本牧へ。まずはツアーパフォーマンス『Up on a Mountain』(脚本・構成演出:石神夏希、振付演出:岩渕貞太)を体験した。とても良いお天気で、丘の上を散策するのは気持ち良かった。あるポイント…

20131214 悪魔のしるし、ままごと、チェルフィッチュ

さすがにそろそろ観劇と関係ないただの平々凡々たる日記が書きたいなあと思いつつ、おそらく年内最後のハシゴ観劇2days in 横浜となったこの週末。まずは自転車でnitehi worksに行って悪魔のしるし『注文の夥しい料理店についての簡潔な報告』。他が売り切れ…

20131213 ロールケーキ

いつもの喫茶店に行くと、ロールケーキをサービスしてくれた。美味しい。時々バイトに入っている子が髪を切ったらしくてとても可愛らしくなっていた。というかこの子はたたずまいがいい。笑顔が素敵。舞台に出てみたらどうかな。……とか思いながら貯め込んで…

20131212 『象はすべてを忘れない』ふたたび

今日もまた、土曜日にひきつづき、象の鼻テラスのままごと『象はすべてを忘れない』へ。平日でも人がたくさん。やはりこの日も、たまたまここを通りすがったたくさんの人たちが演劇とすれ違っていく。天気は良好。新しい「スイッチ」が増えている。いろんな…

20131211 テラヤマシュージ・リローデッド!

夜、早稲田の小野記念講堂で、宮沢章夫×佐々木敦×岡室美奈子の鼎談「テラヤマシュージ・リローデッド!」。寺山修司の「冗談」に着目するという視点。また彼の試みと、現代演劇の様々な試みとの違いについてなど。たしかに寺山はどこまでも虚構(彼の描き出…

20131210 三浦直之×堀辰雄『鼠』

朝方、凄い雨だった。午後には雹も降った。夕方、六本木に官能教育の三浦直之×堀辰雄『鼠』を観にいく。事前に読んでいた三浦くんの「エロと鼠のこと」という文章がヤバかったので、いいかも?、と期待していたけど、予想以上に吹っ切れた母音とボインの饗宴…

20131209 回復中

夕方まで眠って体力の回復を待った。そしていつもの温泉銭湯で、身体をほぐしながら仕事。 ふと、ヨガとか行きたいなー、と思ったけど、考えてみればダンサーさんたちを知っているのだし、その人たちにお願いしたほうがいいなとか思う。出雲に行った高須賀ち…

20131208 F/T13閉幕

『東京ヘテロトピア』で、「聖イグナチオ教会」「東洋文庫ミュージアム」「王家之墓」「ショヒド・ミナール」「東京芸術劇場」などを巡っていく。しかし昼すぎに発表されたF/Tアワードの結果にあまりにも甚大なショックを受けたので、テクストはほとんど耳や…

20131207 『象はすべてを忘れない』

ようやく横浜に戻れる……。象の鼻テラスでままごと『象はすべてを忘れない』をやっと観に行ける! これはもう奇蹟のような時間が生まれていた。「演劇とすれ違う」という柴くんのコンセプトは、かなりの大成功を収めているんじゃないだろうか。いろんな人が幸…

20131206 『石のような水』『地雷戦2.0』『ガネーシャVS.第三帝国』

まずは『東京ヘテロトピア』で御徒町のヴェジハーブサーガへ。ラジオでテクストを読んでいたのは相馬千秋で、まさかの駄洒落(ジャイナ教ってなんじゃいな?)に笑ってしまったけども、このお茶目さは店の雰囲気によく合っていた。なんか不思議なお店だった…

20131205 PortB、sons wo:、タン・タラ

PortB『東京ヘテロトピア』をそろそろ本格的に回らなくてはいけない。というか前日の出来事もあって、旅をしたいような気分になっていたので、ちょうどいいかも。まずは代々木の「アンコールワット」へ。美味しい料理に心も油断しているところに、日本で生ま…

20131204 GsQの鼎談を読んで

この日も横浜でひたすら仕事をしていたが、「wonderland」にアップされていた落雅季子+藤原央登 +前田愛実の「God save the Queen」に関する「新しい女性性を巡って」という鼎談を読んで哀しい気持ちになってしまった。以前この日記でも「GsQへの極私的コ…

20131203 岡田利規×藤原徹平

ひさしぶりに横浜で仕事。夕方まで喫茶店にいたが、意を決してYCCで岡田利規×藤原徹平のレクチャー対談「横浜建築都市学 都市と演劇における「図と地」」を聴きに行った。昨日のF/Tシンポジウムでも議論になっていたブラックボックスにまつわる話から、ちょ…

20131202 子供鉅人、F/Tシンポジウム、チェルフィッチュ

いいかげん、書いても書いても現在に追いつかないこの日記にくたびれてきたのだが、子供鉅人『HELLO HELL!!!』については書かなくてはいけない。二日酔いや寝不足を心配していたが、それは杞憂で、最後まで面白く観た。もっとも、同じくエンターテインメント…