BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

20130929 渋さ知らズ練り歩き

渋さ知らズ練り歩き2days。昨日は氷川丸での船上ライブ。ビールを引っ掛けていかなかったのを後悔する盛り上がり。今回の一連のKAATの企画に参加している演奏者やダンサーたちそれぞれに見所がもたらされ、もはや上手い下手を超えたライブの楽しさ。とはいえ…

20130928 糸の城

誰とどんな話をしたのだったか。出身地はどこだっけ? あらためて聞けば、あ、そうだったねと思い出すのだが、その情報が幹として太く大きく忘れがたくなるまでちゃんと付き合えてないってことなのか。ある種、不誠実とも呼ばれうるこの健忘症を、多数の人間…

20130927 小学校へ

早朝に目が覚めて、昨夜の愚行、主にツイッターにおけるそれを思い起こして煩悶するのがこの頃の日課であり、進歩がない、と呟くしかない。夢を見ながら、久しぶりに「これは夢だ!」と名探偵気取りなのか鬼の首でも獲ったかのように叫んでしまって、それで…

20130926 番台の婆さん

ささやかに部屋の片付けをしたり、束の間の晴れ間に布団を干したり。そして郵便物を郵便局に届けにいったのだが、考えてみれば別の町にもやはり郵便局はあるのだから、どうせならそっちに行ってみればよかったと思った。きっと同じようなATMの機械音が鳴っ…

20130925 悪夢

悪夢を見て目が醒めてしまったので、2日前の日記を書く。まあ悪夢とはいっても、愛すべきところがあった。友人の某競馬ライターが、近所の飲み屋で、今日はお金もあるし帰りたくない、的なオーラを発しており、じゃ、いったん荷物だけ置いてきまーす、と浮か…

20130924 月光のつゝしみ

黄金町のあたりに、ソ・ヒョンソクさんがいるのを見かけて、簡単にご挨拶する。10月の急な坂スタジオの日韓合同公演に向けてのフィールドワークか何かだったのかしら。 ベローチェに入って、さて溜まっている日記に手を付けるか……と思ったところである人から…

20130923 スナックままごと

象の鼻テラスでのままごとワークショップ発表会、シアターゾウノハナ『象の思い出』へ。4、5、6月の同シリーズについては、『演劇最強論』の中の「「以後」の世界の演劇」でも少し触れているので、そちらをぜひ参照してください。今回はこれまでとは少し趣向…

20130922 仮面パレード、悪魔としるし

横浜公園と象の鼻パークのあいだで行われていたカーフリデーへ。パレードに横浜ボートシアターが参加するというので、どうしても観たくなったのだ。昨夜はいらっしゃらなかった遠藤啄郎さんをお見かけしたので、ご挨拶する。まさか自分が演劇について何かし…

20130921 仮面劇との再会

富士山アネットを観に行きたかったのだが、こんな体力では死んでしまう……。断念して夕方まで休んで、黄金町にちょろっと顔を出してから、横浜の悪友(?)こと久地岡さんに誘われてとある場所についていく。道中、なんだかキューブリックの『アイズ・ワイド…

20130920 常に最高の状態

渋谷に出て、ルデコで財団、江本純子の『常に最高の状態』。「アート」をちょっと揶揄するようなスピーディな会話劇で、くだらないネタのオンパレードなんだけど、その笑いが下品じゃないところがすごくいい。あたたかみがあるとゆうか。佐久間麻由が演じる…

20130919 横須賀散歩

この日も海岸の温泉へ。しばらく過ごしたあと、場末の飲み屋で一杯やって、横須賀へ移動。しばらくどぶ板通りのあたりをフラフラと歩いてから帰った。あの異国感……。2階の窓に片腕を乗せて、その光景を眺めている女がいた。 帰り、快特に乗ってしまい横浜駅…

20130918 AnK『SUMMER PARADE』

AnK『SUMMER PARADE』のアフタートークへ。こないだの岡室美奈子さんのトークに刺激を受けたのと、あと東京デスロックの『シンポジウム』で最後に多田淳之介がやっていたことのパクリで、1分間だけ、みんなで沈黙して芝居のイメージを反芻する、とゆうことを…

20130917 長いモノに巻かれる

悪い芝居(カンパニー名)を観にいくならこの日しかなかったけど、身体がもう限界なので、いつもの喫茶店でひとつ日記を書いたあと、海岸沿いの温泉で過ごす。ひとりの時間は大事なのね、とあらためて。帰り際に、花火を海に発射している誰かを見た、という…

20130916 親睦会

連日の疲れがたまっているのがわかる。台風が来ていたので、2時間遅れのスタートになった横浜トリエンナーレサポーターフリペ班の会議。のち、そのまま飲み会。また今日味居へ行った。メンバーそれぞれの意外な趣味や過去が聴けて面白かった。言いたいことを…

20130915 夏の終わりの妹

夢が、池袋に向かえと告げていたので、台風の恐れはあったけど行ってみる。夢は時々、自分の無意識を露骨に突きつけてくるらしい。とにかく後悔のないように。 遊園地再生事業団の『夏の終わりの妹』。今作はボーリング場にも似た5つのレーンの上を、俳優た…

20130914 3歩すすんで2歩さがる

250km圏内(カンパニー名)も観に行きたかったけど、横浜にいる、とゆう選択をした。市原幹也と竹本真紀の『3歩すすんで2歩さがる』のオープニングトーク。この企画が何をやるのか、依然として全貌はよくわからないけども、つまりは、竹本さんのスケジュール…

20130913 地点『レンツ』

夕方から、赤坂と青山の中間あたりにあるドイツ文化センターで、地点の『レンツ』を観る。リーディング公演、との触れ込みだったけれど、いやいやただ「読む」わけでは全くなく、地点のさらなる進化型、つまりは、地点語の音楽化をまざまざと見せつけられる…

20130912 GsQへの極私的コメント

この日はムサビで「mauleaf」の打ち合わせをして、そのあと2人とエミュウ(ムサビ内のカフェ)でお茶をした。人生山あり谷ありだよ、なんて簡単にも言えないし、甘い言葉を囁くのも無責任だと思うけど、まあ先は長いので、あんまり思い詰めないで欲しい。少…

20130911 『演劇最強論』刊行にあたって(裏)・批評家と作家の関係について

ひさしぶりに日記を書く。どうも日記を書かないと循環が滞るらしい。記憶をたどってみる。そう、この日は『演劇最強論』の発売日だった。昼間は温泉銭湯に籠もって仕事をして、夜は、伊勢佐木町のお好み焼き屋で、横浜トリエンナーレサポーターのリーダーた…

20130910 余計なお世話(感想/批評について)

パスポート更新手続き。憂鬱だったせいで、証明写真がひどいマヌケ顔になってしまった。10年もこの顔と付き合うのかと思うといささか気が滅入るけども、元々がマヌケなんだから仕方ないよねと諦める。三吉橋、野毛などを渡り歩いて本を読む。『演劇最強論』…

20130909 オリンピックに賛成の反対なのだ

元来の怠け者に加えて、いよいよ馬鹿になってしまったか、と思うことがある。「寝れば治る」とか、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」みたいなところが自分にはあって、そういう楽観主義はわたしに残された数少ない美点かもしれないが、同時にそれは、何も積み重…

20130908 青柳いづみ、『ソウル・フラワー・トレイン』

この日は朝起きてオリンピック東京に決定、のニュースを見ていろいろ思ったんだけれど、それについては長くなりそうだから次の日の日記に譲る。 大雨のなか、「初秋のサプライズーーユリイカ(青土社)×川上未映子×マームとジプシー」を観に行く。先に観たらし…

20130907 カプカプ15周年&バッカーズ

カプカプに着くと某嬢がお茶を飲んでいた。初めてここに来たという。まるで待ち合わせていたかのようなシチュエーションになったので、喫茶のNさんに「友だちの●●さんです、偶然会ったんだけど」と紹介すると、Nさんは「”友だち”じゃないでしょ。あんたもそ…

20130906 『演劇最強論』見本

武蔵小山のSTUDIO4で「キャロマグ」3号の打ち合わせ。その後、武蔵小山温泉に入ってから、牛太郎で内川君と待ち合わせをしてしばらくビールを飲んだ。隣の席の、アンチ・アサヒビールだというおっちゃんが面白かった。ドリフにいそうな雰囲気の人。「逆さク…

20130905 浦賀方面

正しく絶望する、という表現でいいのかわからないけども、きちんと鬱にひたりたいと思った。友だちの数はたぶん少なくないほうだろうけど、埋められない寂しさをきちんと噛みしめることをしないと、虚しい気持ちがいたずらに増幅する。今日は誰にも会うまい…

20130904 タツノオトシゴ

いつもの喫茶店。初めてお店の人から話しかけられる。もちろんイヤではないけれど、軽い混乱を引き起こしたのはなぜだろう。なんとなくこのお店では話さないものだと思い込んでいたのかも。 海沿いのバーでしばらく良い時間を過ごした。タツノオトシゴのミイ…

20130903 トニー滝谷

しばらくゆっくり話してなかったので、薫子氏に電話してみたら時間あるよというので関内駅近くのもつ焼き屋で飲んだ。海側のほうのみずほ銀行の隣にある立ち飲み屋で、初めて行ってみたけどなかなか美味しかった。薫子による「Qさん」とその主宰への愛情の言…

20130902 ブルーライトヨコハマ

上大岡まで自転車で。そういえば、まったり家がこのあたりに移転したはず、と思ってネットで場所を調べて行ってみる。ものすごく落ち着く空間だった。ごはんとコーヒーをいただく。途中、女の子たちがやってきて、犬が可愛い可愛いと連呼していた。失礼なが…

20130901 空(UTSUBO)

遠方のとある人とメールのやりとり。『演劇最強論』はどうしても特殊日本的なドメスティックな観点によって書かれているので(今回に関してはそれが悪いとは思っていない、ひとつの仕事としてとても重要だと思うから)、彼女のような人がどう読んでくれるか…

20130831 絵葉書

夕刻、謝罪を受け入れる予定だったのだが、先方が人身事故で遅れて、結局30分くらいしか時間がないという。最寄り駅の立ち飲み屋の、街路に面した席でひとりビールを飲んで待っていた。やっぱり時間が短すぎた。多少は、その人の声を聴くことができてよかっ…