BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

trip

マニラ14日目

木曜日の朝。水を取りに階下へ降りていくと、デイヴィッドとニッキーの議論に巻き込まれる。たぶんわたしに配慮して英語のスピードを少し落としてくれたのだが、脳内の言語中枢がうまく機能してくれない。朝から晩まで、猛暑の中で英語を浴び続けて2週間。そ…

北京8日目(最終日)

朝、史恵さんたち何人かは天安門周辺に観光に行ったようだけれど、わたしは集合時間ギリギリまで起きられず……。12時に集合し、空港に向けてバスで出発。 車内では三浦基さんにインタビュー。いずれ某所で記事になるはず。思うに中国語名サンプーチーこと三浦…

北京7日目

朝、ドラムの山田君とお茶を買いに行く約束をしていたので、ホテルを出発。元来お土産選びのセンスが自分にないことに加えて、特にこないだのマニラ以降、お土産を買うような精神状態にどうにもなれない。北京はというと圧倒的に治安が良いのだが、町を歩く…

北京6日目

朝の食堂に空間現代・野口君(ギター)がいたので、ゆうべ2時半頃、何かなかった?、と訊いてみる。「ああー、山田(ドラム)がちからさんの部屋いこうぜって言って。すげー酔っ払ってたんで、すんません……。でも訂正すると、正確には3時ですね」。……泥酔し…

北京5日目

冷たい雨が降っている。地点と空間現代は『ファッツァー』の仕込みがあるので、わたしはひとりでホテルに留まって仕事。午後をやや過ぎてから出発することに。6月4日。今日はたぶん、パスポートを持って行ったほうがいいだろう。無理はしないこと、と自分に…

北京4日目

ゆうべ帰宅すると部屋の入口のカードキーを刺すところに、誰か知らない建築技師の名刺が刺さっていた。何のメッセージなのか。謎すぎる……。 そういえば昨日書き忘れたできごと。優秀な通訳のエミイと劇場のカフェで話した。新潟に留学していたらしく、震災の…

北京3日目

早起きして、ひとりで散歩に出てみる。南鑼鼓巷を北端まで歩き、そこから西にしばらく進んで観光地・什刹海まで。この日は風が強いせいか、いたるところで砂埃が舞っている。これが黄砂というやつか……。この天候が続くようならばマスクを付けたほうがよさそ…

北京2日目

朝、食堂に行くと安部さんがいたのでご一緒させていただいて、地点がエジプト・カイロに行った時の話などを伺う。テレビの報道によると、レストランなどでの喫煙は、今日6月1日から厳しく罰金が課されるらしい。 CCTVで朝の連ドラらしきラブコメをやっている…

雑感

今日6月2日もいろいろあり、いずれ日記に書くだろう。ここに来てよかった。演劇という危険なものに、本気で取り組んでいる面々に敬意を表したい。わたしもまたそうしたいと思う。毎日が冒険です。が、ここにはほとんどロマンティシズムが介在する余地はない…

北京1日目

どうやらこのブログには、PCからは無理で、iPhoneのアプリなら書き込めるらしい。そんなわけで残念ながら今は画像をアップできない。twitter、Facebook、Line、instagramは使えず、google系のアプリもほぼ全滅……。けれどその状態が少し気持ちよくもある。 5…

test from China

書けるかテスト。

マニラ13日目

水曜日。朝、アイリーンの娘と旦那さんがJKの家にやってくる。娘さんはややコギャルっぽい美少女で、JKに言わせると「ヤンキー」とのことだが、別に悪い子ではなさそう(ただし、気は強そう)。娘と旦那さんはこれからプロヴィンス(田舎)に休暇に行くらし…

マニラ12日目

今日は火曜日。そろそろ日曜日の最終プレゼンのイメージを固めたい。昨夜、武田君とも話したのだが、マニラでパフォーマンスすることの意味や、KARNABALというこのフェスティバルそのもので上演することの意義なども考えたい。ちょっと綺麗にまとまったこと…

マニラ11日目

ほとんど眠れなかった。ビールを呑まなかったせいか。こちらに来てからやはり身体が緊張しているのだろう。少しビールを呑むくらいがちょうど良いのかもしれない。 とにかく朝5時前に起床。JKハウスの隣の部屋で寝泊まりしているジョルダンと一緒にタクシー…

マニラ10日目

昨夜の大騒ぎでくたびれているが、「Cretical Condition: Coffee Conversations」というプログラムに参加するために早起き。KARNABALの諸作品について、コーヒーや朝食を共にしながら批評的に語り合うという企画。が、開始時刻の午前9時に5分ほど遅れて会場…

マニラ9日目

いつものシアトルズベストにて、チームジャパンの3人はそれぞれプレゼンの準備。トライシクルと交渉して、フィリピン大学の手前にあるフィルコーア(philcoa)という名の小さな市場まで連れていってもらう。市場の中には古い建物があり、2階はまるで廃墟のよ…

マニラ8日目

朝、チームジャパンはシアトルズベストで待ち合わせて、今後のスケジュールのすり合わせ。そして近くのスーパーマーケットに両替をしに行くと大雨……が、すぐに晴れる。こうした天気の変転は人格形成にも大きな影響をもたらしていそう。 ヴァルガス美術館への…

マニラ7日目

朝、チームジャパンの面々に、JKが懇切丁寧に各プログラムについて説明してくれる。忙しい中ありがたい。本人は「影分身の術」を使ってなんとかやっているよと冗談を言う。2時間近く話を聞いた後、アイリーンがつくってくれたランチを。かなり美味しい。 そ…

マニラ6日目

マニラに来てから、廃墟をさまよう夢をよく見る。 石神夏希&武田力と合流してWi-Fiの繋がるカフェを探しに。スタバは1人あたり60ペソ必要だが、その隣にあるSEEATTLE'S BESTはフリー。 KARNABAL Festivalがいよいよ初日を迎える。International Exchange Pl…

マニラ5日目

熟睡した。アイリーンの娘も無事に帰ってきた。やっぱりパーティだったみたい……。16歳。多感なお年頃なのだろう。安堵がひろがる。そういえば松本伊代も16歳だったなあとあの歌を思い出した。 石神夏希を迎えにいくために、武田力と共に空港へ。高架鉄道に乗…

マニラ4日目

夜中、暑くて眠れなくて階下に水を取りに行くと、イェンイェンが寝そべってパソコンで何か見ている。彼女はそのまま一睡もしなかったらしい。昼近くまで寝て、みんながKARNABALの会議をしているのを横目に、自分の仕事。ジュリアにもメールを書く。 突如、激…

マニラ3日目

起きたらすでにアイリーンしかいなくて、みんな出払っている。シャワーを浴びて支度して、wi-fiを求めてマクドナルドへ。各所に連絡をとり、流しのタクシーを拾ってマラテ地区へ向かう。りささんから借りた地図を頼りに、ちゃんとマニラ市街に向かっているこ…

マニラ2日目

朝、にわとりのコケコッコーの声で目が覚める。階下に降りていくとハウスキーパー(?)のアイリーンがいる。この家の「母」らしい。英語はあまり得意ではない気配。 JKはフィリピン大学の出身だが、もうひとつ近くにあるATENEO DE MANILA UNIVERSITYはリッ…

20150501 マニラ1日目

備忘録的に日記をつけてみる。毎日書けるとはかぎらないので、できる範囲の走り書きで。 羽田空港。窓際の席から、屋上が見える。手を振っている人がいる。『演劇クエスト』の「クイーンの章」みたいに飛行機の中とあの屋上とで意思疎通できたら面白そう。空…

20140527 マンハイム7日目

ホテルのランドリールームに行ったのだが今ひとつ使い方がわからず。従業員に教えてもらう。スリランカ人の彼が、お前は日本人か、ならばヤスシ・アガシを知っているか、と尋ねられ、わからなかったのだが、明石康のことか、と後で思い至った。そうなると彼…

20140526 マンハイム5日目

山口真樹子さんの案内で、野村政之くんと共にフランクフルトへ。マティアス・ペースが芸術監督に就任しているMOUSONTURMを訪ねる。ドラマトゥルクのマルクス・ドロスが劇場を案内してくれた。非常にキュートなデザイン。そして、屋上の眺めが最高! マティア…

20140525 マンハイム4日目

マンハイム4日目。日曜日はふつう(宗教的な慣習のため)閑散とするらしいのだが、この日はお祭りだったため、目抜き通りのプランタン通りは賑わっていた。 まずレクチャー「Post-mortem:the dangerous liaisons of terror and performance」。スピーカーRus…

20140524 マンハイム3日目

さて日記を再開しよう。今は本当は8月9日で、高知にいて、台風が迫っている。この場所と時間において、マンハイムの「日記」を書くのはなんか変やけどね。 朝、「フェスティバルは誰のものか?」というシンポジウムを聴くために郊外の会場まで足を運んだが、…

20140523 マンハイム2日目

目覚めて、ホテルで朝食。ほぼ毎日、8時半から9時くらいに起きていたので、この日もそうだろう。食堂では同じホテルに宿泊している面々に会うので、なんとなく話しながら食事するのが朝の始まりになっていた。 クアドラーテの中心部、パラーデ広場(Parade P…

20140522 マンハイム1日目

さて、マンハイムでのTheater der Weltについて幾つか原稿を書く予定があり、さらに演劇センターFでの報告会もあるので、記憶を呼び覚まそうと思って日記をひさしぶりに再開したわけだが(今これを書いているのは7月28日)、書き始めてみたら予想よりも細部…