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BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20140322 地域の物語、そして『ヒネミの商人』

 

世田谷パブリックシアターで地域の物語『介助するひと、介助すること』。年配の方々おふたりの「2年後」のやりとりのシーンが、シンプルだけどとても印象的だった。作為的に演じよう、とかしなくても訴えてくるものがある。終わったあとの1時間におよぶトークは、感動的だった。次から次へと場内の、様々なバックボーンをもつ人たちが発言。パブリックとはまさにこのことではないか。と思うし、世田谷パブリックシアターがその開館当時から、障害を持つ人たちの自立支援運動との関わりがあったことを鑑みると、この日は、ある歴史的な達成を為したのではないか。

 

 

そして座・高円寺遊園地再生事業団『ヒネミの商人』。なぜか開演を30分間違えてしまい、途中から入ることになってしまった……。ごめんなさい。初めてやってしまった。とはいえとても面白かった! ただ、この面白さをどのように言葉にすればいいのか。アイスクリームが溶けることを気にしている人がいる……とかが、妙に面白い。たぶん、土台としているはずの足場が崩れてしまっていることの奇妙さ(ヌーヴォーロマン的な)。最近の現代演劇ではあまり見かけないタイプの奇妙さであり、それは、うっすらと流れている音楽についても言える。この感覚は、ある重要な遺伝子として後継していきたい。