デュッセルドルフ滞在記2-9
9日目、金曜日。忘れがたい日になった。痛み止めのジェル。日本人駐在妻の「白壁症候群」の話。日曜日のサッカーのチケット購入。突然の訃報とキレピッチュ……。ハイネ・ハインリヒ・アレーのアル中たち。WELTKUNSTZIMMERのトイレに閉じ込められる。結果、ビールを奢ってもらう。さらに再会したヴォルフガングにビールを奢ってもらう。彼との夜の長いウォーキング&トーキング。ゲリラ的な映写。日本人はあのことを忘れようとしているのか、いや、忘れることはできないのです。バーベキューの後、「気をつけて!」と見送ってくれるヴォルフガング。「金をくれ」とせびってくる中央駅の若い女。深夜2時。防御力+1程度の帽子を目深に被る。右手をポケットに入れて歩く。反省。まだ死にたくない。素晴らしい夜の最後に反省。肝に銘じたい。
『Urban Space Video Walk 2016』の上映場所メモ
1.北京の話@工場の外壁
2.暗黒舞踏@空き地
3.クィアの物語@パブの中
4.ポケモンGO@公園
5.声と字幕@大企業ビルの外壁
6.家の歴史@空き家の中、白い壁
ビルの壁はたぶんゲリラだった。「別に壁に傷をつけるわけではないからね。ただ光を当てるだけさ。いいアイデアだろう?」