20140414 岸田國士戯曲賞授賞式
朝、急な坂スタジオで、坂あがりスカラシップのアーカイブについてのミーティング。このスカラシップがコンテンプラリーな舞台芸術に対して果たしてきた役割は本当に大きい。今後のアーティスト支援を考えていく上でも、このアーカイブは貴重な資料になるのではないかしら。
夜は岸田國士戯曲賞授賞式。今年は飴屋法水『ブルーシート』が受賞。スピーチで印象に残ったのは、正賞の時計を、いわきのある生徒の家に置くということ。副賞の20万円を、いわき総合高校がまた別のアーティストを呼ぶために使ってほしいと寄付したこと。そして想像していた以上に、飴屋さんにとって「演劇」が愛をも感じさせるような何かであったらしいこと。
『ブルーシート』がなんとこの場で再演された。「授賞式」は解体されて、ただのガラクタになった。ガラクタ、という表現はふさわしくないかもしれない。だがなんと美しく強いガラクタだろうか。