20131019 5日目 紙風船

ファンファンでスパゲティを食べてから枝光写真館へ。仕事をするつもりが、『進撃の巨神』の動画を観せて、と小学生軍団にせがまれ、パソコンをオキュパイされる。やれやれ。カラオケ大会には16時から大谷能生とのこされ劇場≡が登場。萌ちゃんはいつも通りのパワフルさを発揮。事務局の横井貴子もがんばって熱唱。沖田さんはあいかわらず歌い出しを間違えるし、特に上手いわけでもないけど、歌声が枝光の商店街に響き渡った。

アイアンシアターで韓国の劇団Gongter_DAによる『紙風船』を観る。特に悪い感情は持たなかったのだが、夫婦喧嘩が過剰にフォーカスされ、男女の理解しあえなさ、みたいな話に終始しているのは、意図的な演出・構成というよりも、原作の「誤読」ではないかとも思った。原作にあるはずの微細な機微が消えてしまっている。もしかしてそれが、岸田國士の筆致（文体）のニュアンスが韓国語に翻訳されていない（されえない）ために生じたものだとすると、けっこう深刻な問題だな、とも思った。日本語はやはりガラパゴスな言語ということになるのだろうか。大江健三郎が言うところの日本の「曖昧さ」をどのように受け止めていけばいいのか。

終了後は写真館で打ち上げを兼ねた前夜祭。岸井大輔、手塚夏子も合流し、いよいよ盛り上がって参りました。