BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

デュッセルドルフ滞在記2-16(ハンブルク番外編2)


ハンブルク滞在2日目、金曜日。夢の中で、わたしは魔性系の女性にたぶらかされているようだった。やたらとスキンシップしてくる。まあそういう人はいる。特にイヤではなかったので、わたしはそれを受け入れていた。するとあきこさんがやってきて、わたしの背中をつねり、「あの子はやめといたほうがいいと思うよ。ま、ちからさんの趣味なら仕方ないけど」と言う。まあでも悪い気はしないからな、と思っているところで目が醒めた。こういう夢はデュッセルドルフでは見なかった。というかやっぱりENGEKI QUESTの創作中はエロティックな気分をだいぶ抑圧というか封印しているのかもしれない。というかこんなところにあきこさんを引っ張り出してしまって申し訳ない(でも実際言われそうだなと思った)。

 


そんなことより二日酔いのほうが問題だった。とりあえず(ホース部分が割れていてそこからお湯が出る)シャワーを浴びて、コーヒー飲んで、なんとか立て直す。そして3チームに別れてハンブルク市内のツアーに出発。わたしはMicheal OlokodanaとTill Krauseが案内するチームになったのだが、これがわたしの関心にどんぴしゃだった……。

 

ナイジェリア出身のマイケルは、(就労ビザを持っていない)アフリカ人たちが食いつなぐための倉庫エリアに連れていってくれて、そこの食堂でアフリカ料理を御馳走してくれた(こういう費用も全部FRISE持ちという……)。食堂でベビーカーを引いていた男とたまたま話したが、キプロスから来ているとのこと。このあたりの料理はアジアとアフリカがミックスしていたりするんだよ、と教えてくれた。食堂のおばちゃんも気さくで、最後は投げキッス……。マイケルもこのあたりで働いていたらしい。本来は印刷工とのことだが、就労ビザがないためにその仕事はできないのだという。

 

またティルは、ハンブルクの中のいくつかのモニュメントを案内してくれたのだが、最も興味深かったのは、彼らがやっている「City as a Map of Ideas」というプロジェクトで、これはENGEKI QUESTにもかなり通じるものを感じる。この日はティルとその話はできなかったけど、いずれあらためてコンタクトをとってみたい。

 


二日酔いで数時間歩いたので疲労困憊。部屋で少し眠る。それから、昨日バスの中で書いた岩渕貞太『UNTITLED』の劇評を推敲する。部屋でwi-fiが通じないので、廊下から京都アトリエ劇研にメールを送信……。そんなわけで、みんなでクッキングするセッションには参加できなかった。料理ができあがった頃合いに降りていくと、「なに今頃きたの〜」とダンカンさんが笑う。あい、すみやせん……。とはいえ、世界各地から持ち寄られたレシピによる料理はとても美味しくて、またもや酒と会話が進むのであった……。まあでも疲れていたので、この日は早め(それでも23時くらい)に切り上げる。

 

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