BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

緊急ミーティング「政治、いや芸術の話をしよう」関東編を終えて

 

ご来場くださったみなさま、行きたいと表明してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

正直、これまで人前で話した中で、最もヘビーな体験になりました。それ以前のベスト・オブ・キツイは、たぶん東京デスロック『シンポジウム』の最初の何日目かだったんですけど。どちらも会場がSTスポットってのは偶然ではない気がします。

 

あの空間では、嘘をつけない。自分の正体が顕わになる。ヴァルネラビリティ(傷つきやすさ)が最大化される。そう感じるのはわたしだけでしょうか?

 

 

会場に満ちているエネルギーには異様なものがありました。途中で「これは墜落するぞ」と予感しました。事前に「お客さんにサービスしすぎない(なぜならお客さんではないから)」「ジリジリする時間をわかりやすさで埋めない」と決めていたことに加えて、あの場に入ってから身体が「要約しない」「人の話を遮らない」状態に入ってしまっていたので、これはもう潔く墜ちるほかない。とはいえお声がけした人たちをいたずらに怪我させてはいけない。パイロットとしての職務は全うしなければならない。そうして不時着できる場所を探しているうちに、雲海に突っ込んでいったような感覚です。そのまま深夜の打ち上げまで雲の海は続きましたが、最終的には、ラピュタのようなものを発見しました。たぶん。

 

それについて今は語りませんが、自分の今後の生き方には著しく影響しそうです。

 

 

あらためて、集まった人、発言した人、何か言おうとして声帯を震わしかけた人……ありがとうございました。詰めかけてくれたひとりひとりが何かを考えていた、という事実を噛みしめます。

 

ゲストスピーカーの捩子ぴじんさん、山田由梨さん、危口統之さん、大道寺梨乃さん、共同呼びかけ人の桜井圭介さん、そして場を提供してくださった佐藤泰紀さんとSTスポットのみなさん。本当に感謝しています。

 

さらには、メッセージを寄せてくださった松井周さん、山本卓卓さん、中野成樹さん。遠方から応援の言葉をくださった岡田利規さん。ありがとうございました。

 

 

話した内容は、文字にして残したいと考えています。

 

 

明け方頃になって、「ちからさん、もう踊るしかないッスよ!」と佐々瞬氏に言われ、ハッとしました。確かに、フィリピンでもドイツでも踊るのに、なんで日本では踊らないんでしょうかね。踊りたい。

 

 

22日の関西編につづきます。

http://gekken.net/atelier/pg538.html