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BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

マニラ滞在記3 13日目(2016/5/28)

 

土曜日。身体が重い。カフェTHEO’Sへ。今やほぼすべての店員に名前を覚えられるまでになった。なんとなくりっきーと散歩したくなり、UPのヴァルガス美術館へ。主に1940年代の絵画のコレクションを見る。Fernando Amorsoloのものが多くて印象的。わたしは絵画は素人だけれど、フィリピンの生活者の光と影に焦点を当てている画家なのかなと感じた。東条英機を描いた絵もある。Serafin Sernaによる「ナボタスの夕陽(Sunset in Navotas,1940)」と「バギオの市場(Marketing in Baguio,1941)」が心に残るのは、わたしがそれらの土地を訪れたことがあるからだろう。Cesar Legaspiという画家もいて、もしかしてマリキナにある「C.Legaspi」という画家は彼のことだろうか? シュルレアリスムの影響を色濃く感じる。

 

日本占領下における反米プロパガンダのチラシも興味深い。「Roosevelt, the World Enemy No.1」と英語で書かれていたり、星条旗を来た死神の絵が描かれていたり。

 


フィルコーアでレッドホースを買って昼寝。起きたらKei君が階下に来ているというので、降りてみたが、ちょうどまた出かけてしまったとのこと。このまま会えないのもちょっと面白いな、と思いつつ、しばらく待った。

 

彼はお父さんが日本人(沖縄出身)で、日本語がけっこう喋れる。マリキナで生まれ育って今に至るようなので、いろいろと情報を聴く。さすが地元民。特に市場周辺に関する様々な情報を得ることができた。あと幽霊話もね……。やっぱどこにでもあるんだなー。

 


マタリノ通りのケンタッキーの2Fにあるマッサージ店に行ってみる。350ペソのオイルマッサージ。うーん、もっとハードにやってもらってもよかったな。以前行った向かいの店ほどの昇天感はなかった。

 

フライングハウスでしばらく呑みながら作業。さて帰るか、というタイミングで、またもやクライドと、とある人が来る。御本人の名誉のために名前は伏せるが、その人は美容院のヘアカラーでぼったくられたらしい。本人はぼったくりではないと否定しているが、いやいやいや……客観的に見て、途中で勧められて追加したオプションで法外な、あまりに法外な値段をとられるというのは紛れもなくぼったくりの構造である。もしも百歩譲って仮にそれがぼったくりでなかったとしたら別の意味で興味深い。なんせわずか1、2時間のあいだに、スラムに住む人間の年収分くらいの金額が吹っ飛んでいくのだから。