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BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

マニラ滞在記3 7日目(2016/5/22)


今日で滞在1週間になる。とりあえずそれなりにはうまくマニラの空気に馴染めているのではないか。日曜日の朝、大工のトカトントンは聞こえなかった。

 

ゆうべ、iPhoneの充電器が壊れたので、懐かしのマタリノ(Matalino)通りに買いに行ったのだが、日曜で閉まっている。カラヤンアヴェニューのJ-Jay’sでロミを食べ(ランチは95ペソ!)、しばらくカフェRegionで原稿仕事。6000字オーバーの劇評を仕上げて送る。

 


ジプニーを拾ってクバオへ。確かにりっきーの言うとおり、ルートはだいぶ迂回路だったけど結局15th streetに出た。そこから7分ほど歩いてアラネータ・センター・クバオ駅へ。エスカレーターを登り、15ペソの切符を買って、LRTA-LINE2に乗ってサントラン駅まで。10分程度で着く。待ち時間を考えるとジプニーのほうが早いし安いが、高架電車から眺める風景は捨てがたい。

 

駅を降りて右手の出口に出ると、まずここで分岐点。右側にある陸橋は1月に渡ったことがあるので、左手の、SMモール方面へ。階段を登って陸橋を歩く。途中の分岐点ではOTTOの支店があるほうに向かう。その店の裏にはトライシクルが停まっている。オールドJ.P.リサル通り。地図には載ってないがタンバンガン通りに抜けられる。そのままSMが見えるほうに直進すると、突き当りに抜け道が。右に行く道もあるが(後日、要調査)、左手から目の前に見えているSMに入る。このルートだと1Fから入ることになる。入ってすぐに宝くじ屋がある。

 

インフォメーションセンターで訊くと、サイバーゾーンで充電器を売っているという。1300〜1500ペソもするが、3割引だったので結局1000ペソ強を払うことになった。手痛いな。買うには、ちゃんと署名したり連絡先を書いたりしないといけない。

 

SMには、子供がジャンプできる遊びとか、TOKYO(海鮮ラーメン???)とか、2Fの景色がいいとか、3Fのゲームセンターは大賑わいとかあった。地下1Fに降り、本屋の近くにある階段を下ると、こないだラルフと歩いた出口に出る。LPL 0とLPL Nのあいだの階段を下り、右手に行くと川。その階段の脇には「18m」という印が。標高だろう。かつて水没した名残なのだろうか。

 

川にいるのは犀ではなくて水牛の群れだった。今日は橋は渡らずに、ピンクのほうに向かう。謎の小屋がある。不在だったが、どんな人が住んでいるんだろうか。川沿いを歩いていくことにしたが、お揃いのTシャツを来た双子みたいな女の子たちが後ろをつけてくる。話しかけてみようかとも思い、わざと速度を落としてみたが彼女たちも速度を落とす。早足にしてみると彼女たちも早足にするのだった。……この道は、道なき道という感じで、かなりハードルが高い。対面には象やら何やら動物が見える。まあ、ルートとしてはアリといえばアリか……。教会を目印に歩いていく。

 

その教会にたどり着くと、多くの信徒が集まっている。このあともいくつかの教会を見かけたが、どこでも信徒が集まり、プリーストが何かを喋っている。この国の多くの人々にとって日曜日というのは特別なものなのだろう。

 

カジッティンガン通りを歩き、途中、レガスピ(スペインの提督だな……)という横道に入ってみる。するとGen F Santos通りに出たが、この道は逆方向の一通。車が多くて歩きづらい。そこで次の交差点をやはりカジッティンガンのほうに戻り、デンタルクリニックのある角から、細い生活通路を、青い柵に添って歩いてみる。ここで川沿いを歩くこともできるが、1月の時はそっちを歩いた。

 

抜けた先の選択肢は多い。1月に歩いたのは、地図上には名前のない通り(要確認)、ただしこの道は、丸いガスタンクが目印になる。今日は人通りが多かったが、このあたりの生活者の目抜き通りとも言えるのだろう。今日はM.ロックサス通りを選ぶ。スクォッターの住居のような場所があり、3人の男の子がタガログ語で話しかけてくる。あー、ごめん、タガログ語わかんないんだよね……と英語で言うと、ああ、と分かったらしいが、それでも子供たちの好奇心はやまず、なおも話しかけてくる。疲れててぞんざいな対応をしてしまったかもしれない。もっと丁寧にお話すればよかった。最後にバイバイ、と分かれると、「ファイブ! アイ、ファイブ!」とひとりの男の子が言った。わたしは、バイバイと手を振った指の数のことを言ってるのかなと思ったけど、あとから考えてみたら、あれは名前だったのではないか。日本語で言うところの「五郎」くんとか? 自分の名前の英語だけ覚えている、ということは充分ありうる。

 

再び5差路のような場所へ。1月はここからM.ロックサス通りを進んだので、今日はJ.P.リサル通りを選択。しかししばらく進むと左に抜ける横道があり、ああ、ロックサスに戻れるのねと思って行ってみた。いろいろ確認。そして秘密の抜け道を通ってリサル通りに戻る。

 

靴博物館は5時で閉まるとのこと。覚えておこう。斜め向かいには教会がある。周辺をいろいろ歩いてみたが教会の裏の近くに墓地があり、ちょっと気になっている。市場のビリヤード場は今日は閉まっていた。市場についてはもう自由に歩いてもらうとかでもいいな。というか、ここを歩いていて電撃的に思い出したのだが、もう参加者たち自身がこの演劇クエストを補完してくれるのだ、という方向性でいこう。そのために幾つかのインストラクションを用意しておく必要があるだろう。とりあえず「見つめられたら、目を見て微笑み返す」というインストラクションは、特に外国人には手渡したい。

 


リズは今日も見当たらず、というか店も日曜とあって半ば開店休業感があったので立ち寄らず。すぐ隣の店が音楽もかかっていい感じになっていた。ジプニー、さて難しいかな、と思ったけど日曜はわりとのんびりしていて、クバオ行きをすぐに発見。乗っているうちに乗客がいなくなり、わたしひとりになった。珍しいこともあるもんだな。イェール通りとの交差点で降りて(手前で降りるのが良さそう。11ペソ)、クバオ・エクスポのバーへ。こないだ気に入った、牡蠣のオイル漬けを食す。

 


病み上がりのりっきーが一杯呑みたいらしく、マリンガップのフードコートで待ち合わせる。クバオからはわずか初乗りの7ペソ。フェアビューかリテックス行きに乗るとすぐである。

 

お互いの進捗状況について意見交換。りっきーは、もしかしたらスラムはこの世の楽園なのではないか、という説を出してきた。そうねえ……わたしは病気だけは怖いなと思う。時々スラムでその気配は感じるので。

 

しかし外国人のほうがスラムに入りやすいのではないか、という彼の説はもっともだとも思う。こないだラルフと一緒に行った時は大丈夫だったが、彼でさえも多少の緊張はしていたし、同じ人種のほうが(嫉妬もあり)大変かもしれない。わたしにしろりっきーにしろ石神ちゃんにしろ、経済的な格差よりもまず、珍しい異国の人間、と受け止められるほうが多いんじゃないか。仮に20人いたとして、まあ15人は好意的である、というのは感じるし、だから今のところ危険を感じることは少ない。むしろスラムのほうがコミュニティ内の結びつきが生きているし。前にもどこかで書いた気がするけれど、子供の前では、大人はそんなにひどいことをしない。

 

さて、では今回のマリキナ編、果たしてどこまでフィリピーノたちに届くかどうか、一度JKやサラと話してみたいとは思っている。でもまあ、やっちゃってから考えてもいいな。

 


今日はだいぶ蒸し暑くて、ただ居るだけで、じわじわと体力を削られる。エアコンの効いたところでもう少し仕事してから帰ろう。カフェTHEO’Sに行くと、「ちからさんですね」とまたもや名前を覚えていてくれた。

 

 

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