BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

韓国・安山滞在記1日目

 

今回の韓国・安山市での6日間の滞在は、Ansan Street Art Festivalが主な目的。わたしは土曜日の朝に行われるフォーラムに参加することになっている。コ・ジュヨンさんが企画している『安山巡礼道』をこのフェスで観るのも大きな目的のひとつ。そして何より来年以降に向けてのリサーチという重要なミッションも帯びている。

 


羽田空港でフライトを待っていたら、「あーーーーーーーー もう羽田出ました?」とコ・ジュヨンさんからメッセージ。えっ、なんかやらかしたかな……と一瞬焦ったが、単に免税店でタバコを買ってきてほしい、というリクエストだった。びっくりしたなあもう。アメスピのオレンジを買う。自分は吸わないので日頃は気にしてないけれど、タバコのデザインって結構いいよね。小さい頃ちょっと好きだったなあ、タバコのケース。

 

機内では仕事をしつつスターウォーズをかけ流し。しかしこのペースだと終盤の山場に至る前にソウルに着きそうなので、湖畔の戦闘シーンは早送り。あっという間にソウルに到着。フェスティバル事務局からはタクシーが便利ですと聴いていたものの、タクシー代が出るのかどうかも不明なので、ジュヨンさんに教えてもらった通り、バスで安山に向かう。バスはすぐに来たが、50000ウォン紙幣しか持っていなかったため乗車拒否されてしまった……。すぐに両替所に戻って細かい紙幣に換えてもらったが、次のバスまで1時間ほど待つ羽目に。

 

19時半を過ぎてもソウルは明るい。少し、肌寒い。男が恋人の乳首を触っている。お熱いのがお好きなんですね。

 

90分ほどバスに揺られて、終点ひとつ前の安山駅で降りて電車に乗り換え。どのホームに行けばいいのか? 誰かを待っている女の子に訊いてみたが、ごめんなさいわかりませんと英語で言われたので、目の虚ろなおっちゃんに尋ねる。おっちゃんは急に目に光を取り戻し、少しはにかみながら、Jungang(中央)駅ならそっちのホームだよ、と教えてくれる。

 

ホテルで名前を言うと「あー、フェスティバル?」と訊かれて、そうですと答えると、特に署名などする必要もなくカードキーを手渡される。テキトーだなあ。もう22時くらい。お腹も空いた。貴重品を部屋に置いて、ホテルの裏にある繁華街へ。道を歩いているのはほとんどが10〜30代の若者だけど、荒れてる感じの子はいなくて、治安もそれなりに良さそう。というか若いんだよなあ……国が。日本はどうして年寄りだらけになっちまったのか。あの老い衰えた国で、どんなふうに未来を思い描けばいいのか。

 

この世に生きることって、ほんとはもっと面白いんじゃないですかね。

 

少なくとも、面白く生きる権利はあるとわたしは思っている。

 

ビールとマッコリを買って部屋に戻って、あ、そういえば日記書いといたほうがいいよね、と思ってこれを書いています。

 

 

  

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