BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

マニラ6日目

 

マニラに来てから、廃墟をさまよう夢をよく見る。



石神夏希&武田力と合流してWi-Fiの繋がるカフェを探しに。スタバは1人あたり60ペソ必要だが、その隣にあるSEEATTLE'S BESTはフリー。

KARNABAL Festivalがいよいよ初日を迎える。International Exchange Platformの顔合わせ後、パスタを食べていると、不意にサラが「雨が来るね」と予言する。空模様が不穏になり、風が止んでいるのに木の高いところが揺れていて、独特の匂いがすると、雨がやってくるのだという。「スコール」とは言わないらしい。予言通り、雨はすぐにやってくる。

サラはマニラの南にある全寮制のハイスクールを出たそうで、たぶん鈴木勉『フィリピンのアートと国際文化交流』に記述されていたあのエリート校に違いない。その学校に先生としてやって来たJKと知り合い、Sipat Lawin Ensembleに加入。今、サラは24歳で、JKは今年29歳になるのだという。若い……。

雨も無事に止み、MAGINHAWAストリートを仮装パレード。地元のTV局も来ている。町の人たちがみんな路上に出てきて我々のパレードをぼーっと見ている。無視や無関心ではなく、熱狂というわけでもなく、敵意もない、不思議な見守り方をしている。昨日エルミタで知り合ったアイエンがいて道端から手を振ってくれる。「私、ここで働いてるのよ!」……ああなるほど、このフードコートで働いていたのか……。「あとで来てね!」と彼女は言って、結局行けなかったのだが、フェスティバル期間中にはまた会えるかもしれない。なにしろ今日はまだ初日。まだ2週間近くあるのだ!


パレードの後は、パペットミュゼオでパーティ。JKの司会ぶりは非常に見事で、こういうエンターテインなこともできるんだと驚く。とにかく踊りまくる。フラフープや炎のジャグリングなどレベルの高いパフォーマンスが披露される一方で、カップルで組んでバナナを食べる出し物などのような学芸会ノリのものも混在している。聴衆=参加者は99パーセント若者。おそらく批評家やそれに類する人種はわたしひとりではないかしら?

途中、あまりに暑いのでビールを買いに外へ出ると、トライシクルから声をかけられる。声の主はアイリーンで、「ハイ、チカラ! これから帰るところだけど一緒に乗ってく? 」と誘ってくれる。運転手は彼女の夫だそうで、後ろに乗っているのは娘とその友だちだという。ああ、確かにこんなに可愛い年頃の娘が失踪したらさぞかし心配だろう。親に無断で夜遊びする不良のようには見えないけれど。

フェスティバルに出資しているJapan Foundation(国際交流基金)の方々や、日本から休暇でやってきたという森田理紗さんと、この夜のHUB(フェスティバル公式のバー・レストラン)であるTOMATO KICKという店で話す。基金の桶田真理子さんが、マニラとの距離の縮まり方を語ってくれたのが印象的。そのうちだんだん人が集まってきたが、武田君と石神さんは疲労の色が濃く、先に帰った。最終的には何時に終わったのだろうか? そもそも終電という概念がない、フェスの夜。帰りに乗ったトライシクルは3人の兄弟が運転していて、まだ幼い末っ子が去り際に手を振ってくれる。彼らが見ているマニラはどんな都市なんだろう?

 

 

 

 

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