BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20140911 夢の記録

 

金沢八景の喫茶店で仕事。そのあと金沢文庫の温泉銭湯に入って、近所で呑んだ。店内のNHKで流れていたサザンの番組をいつもの人と一緒に見る。世代を超えていくポップさは凄い。オリンピックに収斂させていこうという物語は少し鼻白んだ。震災から3年半、というコメントがどこかでアナウンサーからあったが(別の番組だった?)、「TSUNAMI」が流れることはなかった。演劇にはできてテレビにはできないことは数多い。

 

起き抜けに見た夢をツイッターに書いたのを、こちらに移します。ちなみにこのあと、ナッチョとケッチョという双子が出てくる夢を見ました。

 

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起きると4時48分だった、ということはよくある。タッチは淡いけど妙に印象深い夢を見た。定期的に出てくるある人が、今日は本人は不在だったけど、作品と、その匂いの痕跡みたいなのを強烈に残していた。作品は森の中で上演されていた。というか、森そのものだった。続

 

演出しているのはなぜかI君で、最初に入ってきたお客が「⚪︎×△」となって、次に森に入ってきた人に手渡していくことになっていた。それはとても面白いシステムだと思ったが、⚪︎×△がなんなのか分からないままわたしも手渡され、森に呑まれはじめた。森から逃れようと歩き始めたのだが、続

 

辿り着いた横浜駅東口もすでにすっかり森に呑まれて、海も見えなかった。森の中にはテニスコートのようなグラウンドがあり、人々はそこで、見えなくなる高さまでボールを高く打ち上げてそれをキャッチする遊びに興じていた。この世界では野球がすっかり廃れているらしく、続

 

高校球児の亡霊みたいな少年がいて、ボールをぶつけてきた。おい君しっかりしなよ、とたしなめたが言葉が通じないので、仕方なく舟で逃げた。しかし周囲には海も川も湖もなかった。舟にはN君とTさんが乗っており、何かアイデアを出し合って、いいね、と思うものにボタンを押すゲームをしていた。続

 

これは自分のアイデアにもボタン押していいの?と訊くと、いいけど、減点になりますねとN君は言った。舟には知らない男も乗っていて、彼はこの地域にある「地廻りの会」なるもののメンバーだった。彼はこの舟は作品の一部だと言って、それも作品の一部であるらしい食堂にも連れていってくれたが、続

 

食堂には海老しか残っておらず、わたしが食べられないと言うと、彼は、雨のあとはカミキリ虫が出てきて森の作物を根こそぎ食ってしまう、自分はそれを駆除したいのだが人手が足りず、そのせいで作品もいろいろうまくいかないのだと嘆いた。これはTさんの作品なのかと途中まで思っていたが、続

 

いやTさんは3、4年前にここに来てから種を蒔いているだけで、この作品は自分たちがつくったんですよと彼は言った。Tさんは、なかなかこれ凄いことになってますね、と鬱蒼とした森を見ながらつぶやいたが、地廻りの彼は眠そうな目で、いやまだまだですよ、なんせカミキリ虫がね……とぼやいていた。