20140518 快快『へんしん(仮)』
なんとか合間を縫って、こまばアゴラ劇場に快快『へんしん(仮)』を観に行く。とても快快らしいものを感じたというか、勇気をもらったように感じた。これはリーダーよんちゃんの性質によるところが大きいのかもしれないけれども、すごく、プリミティブに演劇や世界を捉え返そうというところがある。『りんご』がやはりそうだったように。パワフルでキュート。
途中のゴリラによる客いじり(?)のコーナーは、わたしとしては「客いじり」だとは感じなかった。関係が成立しうるような呼びかけだったと思う。
特に感銘を受けたのは、3人の俳優たちの舞台での立ち方。役を着て防御する感じがない。自分も他人も、そこに存在している、ということを無視しない。それはヴァルネラブルな状態に身を置くことになるわけだけれども、それをやれる、というのは、これからの時代の俳優にとっては大事な力だと思う。
暗闇に浮かぶリップクリームとか、印象的だったなあ……。