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BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20140328 BLPワークショップ1日目

review

 

この日から森下スタジオにレジデンスをして、Borrowed Landscape Projectのワークショップにレポーターとして参加。

 

「借景」についての何か作法を探っていくのかと思いきや、予想していたよりもダンスのWSであり、参加者もダンサーが多かった。多田淳之介演出の『RE/PLAY(DANCE Edit.)』を観て、ダンサーの身体のボキャブラリーの豊かさに刺激を受けた、ということがこのWSの体験にも繋がっているのを感じる(そのことはフォーラムにも書いたhttp://replay-forum.blogspot.jp/)。 ほんとうに、ダンスって可能性を感じる。それがいわゆる「ダンス公演」では十全に発揮されていないのではないか、という疑念とセットで。

 

参加者は豪華メンバーだったが、即興で組んでいく時に、ダンサーたちの、身体を使うことを恐れない感覚は新鮮だった。委ねる、ということがまずデフォルトであるというか。ただ、ダンサーにもいろいろタイプがあって、ざっくりと大別してしまうと、自分の世界観を表現することを得意とするタイプと、他人と交わることで輝きを発揮するタイプとがあるように感じる。もちろん、ひとりのダンサーの中にもその両極が潜んでいる。どちらかというと今回は後者のほうが魅力的であり、その部分が表出した瞬間にはゾワッと興奮するものがあった。それは(バタイユ的な意味での)エロスでもあると思う。

 

ファシリテーターというか、今回のワークショップを進めているハイネ・アヴダルと篠崎由紀子の掛け合いも面白い。誰かひとりがトップダウンでレクチャーするのではなく、2人の対話に参加者たちが時々参入していく、というスタイル。スムーズに行かないこともあるかもしれないが、それも含めてコミュニケーションを生み出している。自然と、英語と日本語を往還しながらのワークショップになる。

 

 

橋を渡り、清澄白河のだるま(SNACの帰りによく行くあそこ)でプロ野球の開幕戦(?)を眺める人たちと一緒に呑んで、ほろ酔いでラーメン屋に寄って森下に帰った。この仕事を受けた理由のひとつに、批評家の社会的地位がきちんと認められるようにしたい、という想いもあった。それはTPAMあたりから特に先鋭化されてきた問題意識。

 

 

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