BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20140325 現代演劇のサウンドスケープ

 

京都造詣芸術大学へ。森山直人さんに構内のホールなどを案内していただく。太田省吾の痕跡を感じたりもしつつ……。そして「現代演劇のサウンドスケープ②―劇団地点における「音」と「ドラマ性」について」で、ゲストスピーカーとして、森山さんの司会で、地点・三浦基さんと、空間現代・野口順哉くんと話す。三浦さんは横浜での長い滞在から帰ってきたばかり。さっそくアトリエ・アンダースローの様子を観に行ったらしい。なるほど、拠点を持つってそういうことかもしれない。

 

わたしは「耽溺から覚醒へ 現代演劇における音楽と感動を再考する」というペーパーを用意して臨んだ。主にままごと・柴幸男くんとマグカルで話したことを手がかりに、青年団「ソウル市民」五部作における「歌」の使い方の話、そして東京デスロック『モラトリアム』や岩渕貞太×大谷能生「living」なども視野に入れつつ、地点『ファッツァー』の劇性と音楽を考察するというもの。

 

みなさんの話が刺激的だったため、後半、変なテンションになって喋りすぎたかも……と反省もしたけれど、まあ、それだけ話すことがあったってことだから、いいかしら。終演後は近くのバーで、駆けつけてくださった筒井潤さんや益山くんも交えて呑む。ハシゴしたのち、天下一品の本店へ。なるほど、これは病みつきになるのもわかるような……。