20140210 TPAMのミーティングはじまる
朝起きたら、見覚えのない大福が鞄の中に入っている。うーん、誰かからのお土産だろうか。今日市原くんに会うからお裾分けしてあげようかな。でも、もしもこれが市原くんからゆうべもらったものだったらどうしよう……などと考えて、とりあえず本人に訊いてみたのだが、やっぱりそれは彼からのお土産だった。確認してよかった(よくない)。
TPAMがいよいよ開幕。その一環であるAIR(アーティスト・イン・レジデンス)のミーティングに参加してみる。ASEFのアヌパマ・シャカールさんのプレゼンが凄い勢いで、ああ、この人はすごいフィールドで仕事をしているのだなと思った。彼女が問題提起をした、「AIRをmobilityの文脈に置いてみる」という視点はかなり面白くて、それを受ける形で質問をしてみた。
それはつまり…………アーティストがAIRなどで移動してmobilityが上昇するということは、それだけその活動を捕捉しづらくなる。「東京小劇場演劇」だけをウォッチしていればいい、ということにはならないからだ。今では、あるアーティストの活動をずっと追跡しようと考えれば、そのために地球の裏側まで行くことも当然ありうる事態になっている。
さて、ではそのような移動するアーティストの活動を、誰がどのように評価して、アーカイブするのか。そのために批評家の果たす役割はあるはずだと自分は考えるが、みなさんはどう思うか? それとも、そうした仕事はアートマネージャー(制作者)が代行できると考えるか? というような質問をした。(日本語で、通訳を経て)
アヌパマさんの答えは、まさにこの場では批評家の姿が目に見えていないが、そのようなプロフェッショナルな目を持った人物による批評はとても重要である、というものだった。そして、彼らにお金が支払われないような状況を憂慮していると。
この日の話を聞いて、今回のTPAMはミーティング系にできるだけ顔を出すことにしよう、と決意。
そのあと馬車道の某中華に行ったら、案の定いろんな人が来た。