20140131 『女装、男装、冬支度』
新高円寺のベトナム料理屋にひさしぶりに行った。あたたかく迎えてくれたし、豚肉フォーの味はかつてのそれのままで、うれしかった。またちょくちょく行こう。
座・高円寺でFUKAIPRODUCE羽衣『女装、男装、冬支度』。豪華客演陣も驚くべきフィットぶりで(本牧でこの座組でパフォーマンスをやったことが効いているのかも)、印象深い名シーンの数々を生み出していた。みんなほんとにキュートだったなあ……。
いろんな雪景色が良かったけれど(ごろごろ転がるのとかね)、特に決定的だったものをひとつだけ挙げるとすると、大石将弘・鯉和鮎美・日高啓介によるピンサロのシーンで、笑えるのに涙がとまらず……。世の中に絶望している大石の姿は、3年くらい前に観た中野成樹ソロの『忠臣蔵』のあの男にもオーバーラップするものがあった。
男女にあくまでもこだわりながら、後半は、服と役柄を交換することで「男と女」を超克していく。構造がわかってしまうと、少し長く感じられてしまうという課題もあるけれど、まあ、それも些細なことかな、という気がします。
劇場で、某幼なじみ(?)にひさびさに会った。「カノジョいるの?」と訊かれたので「そういう概念はすでに消失した」と答えたら「ふーん、まあ、それもいいかもね」と軽くあしらわれるの巻。つ、つよがりじゃないんだよ……