BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20140119 「みっける」→「日常/オフレコ」展

 

日本酒と紹興酒のチャンポンはハードルが高かったようで、いささか二日酔いの状態で象の鼻テラスに向かって、「みっける ビジターセンターヨコハマ」の展示を。こないだここで偶然に船曳真珠監督にお会いした時に、(マレビトの会などに出演している)西山真来主演で黄金町界隈で短編を撮って参加した、と聞いていたのでそれも含めて。映像の中で、彼女たちは例の24時間タイ料理屋を訪れていた。それなりによく知っている場所が映像の中に収められていくというのは不思議な感じがする。

 

KAATの「日常/オフレコ」展で、キュレーターの中野仁詞×岡田利規のトーク。パフォーマンスとインスタレーションの違いについて質問しようとしたら、昨夜の飲み過ぎのせいで声がまったく出なくて自分で驚いた。言葉の照明(イルミネーション)効果の話、キャプションの話などは興味深くて、またあらためて聞いてみたいところ。個人的には、キャプションというものが持つ機能には興味があり、大いに活用したいと考えているけれども、もちろん言葉は時として暴力的に何かを可視化(光)させると同時に、ある部分を不可視化(闇)させることになる。(杉田敦『ナノ・ソート』にも引用されていた)ジュリア・クリステヴァの用語に倣えば、サンボリックなものよりもセミオティックなものにわたしは惹かれている。既成の意味や秩序に対して、言葉には果たして何ができるだろう?

 

つづいて、山縣太一による朗読パフォーマンスも。あの朗読された小説に登場する「O氏」とそれを書いた岡田利規のイニシャルが合致しているのはもちろん偶然ではないでしょうね。

 

「日常/オフレコ」展はKAATの楽屋を使うなど特殊な展示の仕方をしていたけど、いちばん「あっ」と思ったのは階段のところにある封筒だった。果たしてその中身は……

 

 

 

さてそして。横浜橋のあたりで銭湯でひとっ風呂浴びてから、野毛に出てヨコトリサポーターの面々と。何を話したかな……。そうそう、市原君は途中で「これから新潟に行くから」とか言って去っていった。こないだ彼が新潟を訪れた時に訪問したモナカ屋が閉店の日を迎えるからだそうで。なんという愛すべき大馬鹿者だろう(褒めてます)。こういう感覚を持っている人が割を食わない世の中でありますように。

 

 

http://instagram.com/p/jV8vXhKsmk/