BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20131226 Next制作塾オープンサロン

 

亀戸にて、Next制作塾オープンサロン。ままごと・宮永琢生氏が小豆島での滞在制作について語る会にゲストスピーカーとして参加する。宮永くんが1時間半くらいノンストップで喋ったのだが、それだけエピソードが蓄積されていたということだと思う。すごく面白い話だった。

 

わたしは、作り手でも町の住人でもなく、純粋な観客とも呼べない「同伴する批評家やジャーナリスト」がどういう役割を果たしうるか、という話をした。ある作り手の試みがどのように評価されうるのか、といった話題などについて、来てくださった橋本誠さんをはじめ、多種多様なバックボーンを持つみなさんとのディスカッションを経て、劇評の新しい可能性が見えたようにも感じる。ありがたい刺激を受けた。

 

批評家やジャーナリストはかなり特殊な立ち位置にいる。「メディアの中立性」などという言葉でそれを片付けることもできない。彼/彼女は観察者であり、スパイであり、旅人であり、時には幽霊にも近いような存在になるけれど、やっぱり足はあるし、それが何よりも重要な仕事道具なのだ。

 

 

いっぽうで、今年、ご案内いただいた公演に足を運べないことも多かった。それでも数えてみたら160本以上観ていた計算になる。来年はぐんと経ると思う。山崎健太くんや落雅季子さんのように、小劇場に足繁く通う若い書き手が現れてきたので、自分はちょっと別の仕事をしたい。

 

終わって懇親会のあと、終電をなくした宮永くんを横浜に拉致してJ's storeでタイ料理。

 

 

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