BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20131119 だからここに来た

 

急な坂スタジオに行ってアンケートをスキャンしてもらう。そのあと先週に引き続いて念のため病院へ。先週と同じくマスクをした助手の人が、同じ目つきで、少し離れたところから、わたしの喉の奥をじーっと眺めていた。暗い雰囲気を漂わせてはいるけれど嫌いではなかった。むしろタイプとも言える。彼女はこうやって日々見ず知らずの他人の喉を見つめて何を思っているんだろうか? 冷静でいられるのだろうか。ある喉に偏愛的な感情を抱いたり、逆にものすごい嫌悪感を抱いたりしないのだろうか。変な話だけど、今日わたしは、彼女にこの喉の奥を見せに来たようなものだった。というのは先週、医師が「はい、じゃあ来週もういっかい経過を見せに来てもらえますか?」と言った時、彼女がちらりとカレンダーに目をやったのを見て、ああ、この子は来週もまたここにいるんだな、と確信したのだった。彼女はまた来週もわたしの喉を見たいと思ってくれたんだろうか。それとも、うげっ、もう来るんじゃねーよと思ったんだろうか。それともあのカレンダーをちらりとやったのは単に儀礼的なことであってわたしの喉になんて何の関心もないのだろうか。でもわたしだって好きで見せたいわけではなくて、見せたくない、という気持ちもあったのだ。なのに来てしまった。だからなんなのだ? 結局この時もらった薬は一錠も飲んでいない。

 

この日は仕込みに充当していたのだが、あっという間に終わってしまった。ヤスに飲みに誘われたけどちょっと無理だった。ドンキでちょっとした買い物。そして撮り貯めた写真を使ってパワポをつくるなど。こういう作業、好きなので、また遅い時間までハマッてしまう。