BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20131116 船に乗る

 

このあたりから多忙を極めてきて、日記を書くことが難しくなった。どうしたものかと思う。もう20日分近く溜まっている……。今さら時系列的に書くことにもほとんど意味はないだろう。

 

この日は朝、象の鼻テラスの周辺で濱野ゆき子嬢と稽古。生まれて初めての他人への演出。あ、小学校のWSで上演するためのプチ演劇の稽古です。彼女に声をかけたのは、なんとなくの直感で、もっといえば彼女と話すようになったのも凄い偶然というか運命によるものなのだが、とにかくこの人選は成功だった、ということがこの数日後にわかったわけである。しかし今は11月16日に話に戻る。象の鼻に居残って、ままごと『象はすべてを忘れない』の公開稽古を見物。土日は人が多いなあ。

 

ふらふら自転車で黄金町へ。市原幹也くんに声をかけられ(こういうことが日常になった……)、ディレクターの山野真悟さんによる黄金町バザールをめぐるツアーの存在を教えられ、参加。電車の車窓から見る風景が、次第にフィクショナルに光り輝いていくピエール・ジャン・ジルーによる映像作品や、黄金町周辺の人々にインタビューしたジョーイ・コブコボによる作品に興味を惹かれた。off-Nibrollは壁に投影する構想もあったそうで、技術的に叶うのならばそれも観たかった。

 

そしてこの日のびっくりイベントは、長者町アートプラネタリウムが主催するミラーボーラー船。ふつうに凄い観光コンテンツだと思う。みなとみらい付近の美しい夜景が見られるし、黄金町エリアから都橋をくぐって海に至るまでの距離感というものが見えてくるのだ。船に乗っていると、沿道の人々が手を振ってくれる。都橋の飲んだくれも、福富町の客引きも、みなとみらいのカップルも、みんなみんな不思議と寛容。

 

気分良くなって市原くんと長者町の翠葉に飲みに行き(実はその前に黄金町でも飲んでいたが)、相席になったおっちゃんと意気投合。次第に分かったところによると彼は演歌歌手のようで、そんなに売れたわけではないらしいが、歌というものが彼の「一念」なのだというその目は力強く光っていた。町の電信柱やガードレールを使って週に2回くらい、明け方にストレッチをしているのだとか。へー。なんか、町の人、って感じがした。そのあと京味居に流れてバザール関係の人たちと合流したのだが、ちょっと酔っぱらった人に参ってしまう。とはいえ常連の中国人KKさんに精神を救われる。ついでにずいぶん奢ってもらう。

 

よせばいいのに、クールダウンのためにJ's store(24時間タイ料理屋)でガパオライス。様々な言語が飛び交っているのを聴いているとちょっと(?)酔ってしまった。

 

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