BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20131025 11日目 『3人いる!(세 사람있어!)』

 

広蔵市場に寄ったあと、テハンノまでてくてくと歩いた。そこで待ち合わせて、バスに乗ってドジョウ鍋を食べにいく。ドゥヨンが『再/生』のハードな日程を乗り切るために通っていた店らしい。確かにこれは精力がつきそう。満腹になり、腹ごなしに歩いて町まで戻る途中、ここから城壁沿いに東大門に抜けられるよ、と聞いたので面々とは別れてそっちを歩いてみることに。良い景色。のんびり。そして路地に一歩入ると、本当に時が止まったような街並みがひろがっている。ほんとにソウルは不思議な都市だなあ……。

 

いよいよ明日には帰国するので、次第に、日本での生活のことも考え始める。横浜に戻って、自分には何ができるだろうか。

 

 

歴史博物館に行き、南大門でチヂミを食べたあと、夜はまたテハンノに戻ってやはり東京デスロック+第12言語演劇スタジオによる『3人いる!(세 사람있어!)』の初日を観劇。客席、大ウケ、というか爆笑の渦。早口の韓国語でほとんど意味はわからず、東大門、とかの地名しか拾えなかったけども、日本語版とほぼ構成は同じようだし、今何が起きているかは大体わかった。これは奇妙な体験だった。意味がわからずに会話を聴いているせいもあって、音楽を聴くような感覚でそのグルーヴ感を浴びるように堪能する。俳優たちの会話がテンポよく熱を帯びていくと、それが客席を巻き込んでいく様がよくわかった。なんていうか、客席に居るのが楽しかった。そしてここでもラストシーンにはあの楽曲が……。『가모메 カルメギ』と両方観た観客はハッとするだろう。

 

ロビーで、『シンポジウム』で通訳をやってくれていたイ・ホンイとも再会。またまた嬉しい。日本からこの日やってきたしのぶさんらと一緒に初日打ち上げに混ぜていただいく。テレビでは韓国版の日本シリーズみたいな試合を中継していて、サムソンとトゥーサンが戦っていた。白熱した長い試合だった。韓国では女の子たちに野球が人気らしい。『가모메 カルメギ』のメンバーやドゥヨンもやってきて、とにかくみんなカタコトだろうがなんだろうが話すっていう愉しい夜になった。

 

 

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