BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20131022 8日目 九龍浦、浦項

 

奇妙な朝がやってくる。行き先は決まっていない。とりあえずソウルに近づく進路は取るけども、急ぎはしない旅。

 

バスにiPhoneを置き忘れたけども、なんとか無事に戻ってきた。言語が通じないという不安もだんだん消えてくる。夜、浦項(ポハン)のはずれにある竹島市場で、ムルフェという、氷の上にごはんと刺身の乗った料理を食べた時、隣にいた2人組が「コンニチワ」と声をかけてきて、こんにちわ、と返すと大興奮して怒涛の韓国語を喋り始めたのだが、意味はさっぱりわからない。感情表現が豊かというかなんというか……。とにかく大歓迎されているのは確かなようで、ビールを2本も奢ってくれた。彼は興奮したまま誰かと電話で喋り出し、代われと言うので出てみると、20歳だという彼の姪っ子だった。彼女は少しだけ英語ができた。明日、日本の文化と歴史に関するテストがあってその勉強中なのだという。

 

夕方に行った九龍浦(クリョンポ)は、1920年代に瀬戸内の漁師たちが入植した小さな港町で、今も多くの日本家屋が保全されている。記念館で流れている映像は、きわめて親日的なものだった。地元の人たちが利用するアットホームな食堂でカルビタンを食べる。美味しい。二階では宴会が行われているらしくて、賑やかな歌声が聞こえてきた。

 

 

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