BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20131011 『演劇最強論』刊行トーク@下北沢


下北沢の町も変わりつつある。さみしい気持ちもなくはないけど、相変わらず若い人たちもたくさんいるのだし、その人たちが新しくこの町をつくっていくのだろう、と漠然と思った。かつて友人が、下北沢の再開発を取り上げながら、「町は誰のものか?」とフリーペーパーで問題提起をしたことがある。その問いに今、わたしなりに答えるとするなら……。誰のものでもなく、それでいて誰しものものでもある。町にはそんなようなところがある。所有や所属という感覚だけでは捉えきれない。

打ち上げで、宮沢章夫さんにお伝えしたかった映画のタイトルは『生きものの記録』だった。宮沢さんは2時すぎくらいまで残ってくださって、いろいろお話しできて嬉しかった。三浦直之くんとは朝までコース。みなさまに感謝。『演劇最強論』を刊行した今、次のテーマを決めかねているけれど、この日お話ししたように、「演劇史=物語」を再構築するという作業はひとつ野望としてはある。

動画は、トークで話題に登場したクラフトワークKraftwerk)。