20130905 浦賀方面

正しく絶望する、という表現でいいのかわからないけども、きちんと鬱にひたりたいと思った。友だちの数はたぶん少なくないほうだろうけど、埋められない寂しさをきちんと噛みしめることをしないと、虚しい気持ちがいたずらに増幅する。今日は誰にも会うまい。と思ってしばらく家事などしていたけど、晴れてきて、雲のかたちが美しかったので、そうだ、昨日教えてもらった横須賀、というか浦賀のあたりにある温泉に行ってみようと思い立った。

堀之内から先、浦賀方面の京急に乗るのは初めて。しばらく過ごして、帰りに駅前の居酒屋にふらっと入ってみる。地元の若者がにぎやかに談笑している。店の先輩が、バイトの若い子に三浦半島の地名をレクチャーしている。固有名詞はその土地の通過儀礼になるのだろう。

twitterをひらいても近頃はラディカルな意見を発している人はごく少数になってしまった。おそらく多くの人は空気を読むか、沈黙するか、すでに見限っているのだろう。SNSにラディカルさを求めること自体、すでにナンセンスかもしれない。そろそろ次のメディアが求められているようにも思うし、もしかするとそれはかなりローカルなものになるのではないかと予感もしている。

人と飲むのもいいけど、こうやってひとりで過ごす時間もまた格別。最近、他人に対して挑発的言辞を繰り返していたのは、「ひとり」が不足していたせいもありそう。だいぶ、ギラギラした感じを取り戻すことができた。