BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20130904 タツノオトシゴ

 

いつもの喫茶店。初めてお店の人から話しかけられる。もちろんイヤではないけれど、軽い混乱を引き起こしたのはなぜだろう。なんとなくこのお店では話さないものだと思い込んでいたのかも。

 

 

海沿いのバーでしばらく良い時間を過ごした。タツノオトシゴのミイラを見た。フィジー産のビールを飲む。美味い。亀の紋様がボトルに記されている。自分はひねくれているのかも、と感じることはあるけれど、もう後戻りはできないし、するつもりもない。どこかでくたばるまで粛々と静かに闘っていこうと思う。

 

外に出たら稲光。だけど音は聞こえないからまだ遠いのだろうと判断する。なんとなく眠れなくて、かといって有意義なことも特にせず、ぼんやりと明け方まで目覚めていた。そのうちようやく雷雨がやってきた。地震、竜巻、雷雨、という日。

 

かつて自分の身に生じていた呪い、宿命、生き難さ、といったものは、すでに遠い過去にも思えるし、一枚表皮を剥げばすぐそこにあるようにも思える。自由だ、と感じるかどうかは所詮は思い込みにすぎないのでは? 希望と絶望、躁と鬱、消耗と癒しのジェットコースターに乗ってみたところで、訪れるのは虚無的な疲労だけ。道化というのは一種の処世術だが、器用に立ち回ってみたところで、結局は虚しさばかりが増す。それはつまらないな、と最近ぼんやり考えている。

 

 

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