BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20130622 わらび餅

 

twitterに書くのが面倒になっていて、あまりつぶやいていないので、後日、こうやって記憶を呼び起こす時に少し戸惑ってしまう。だいぶ時間がかかる。twitterにはもちろん書いてないことだらけなんだけど、どうやらあるつぶやきには、その背後に隠された様々な記憶があって、それを浮標として置いておく機能があるみたいですね。

 

岡崎藝術座、もう一度観に行くならこの日しかなかったんだけど、水曜日に発表するための劇評を手直ししていて、ソワレに間に合わなかった。なんとなくその後の感想を追っていくと、さらに舞台の密度があがったのではないか、と推測。ほんとは鹿児島公演観に行きたい……(デスロックの本番中なのや)。

 

ひさびさに「wonderland」に掲載させてもらうこの劇評は、東京デスロックのほぼ1年前の作品である『モラトリアム』について書いている。今回は、担当のH嬢に大きく3回のコメントをもらっていて、その鋭い指摘によって、最初の構想からずいぶんと遠いところまで飛ばしてもらった。『モラトリアム』をやるなら彼女だろう、と思って担当をお願いしたんだけども、予想を遙かに超えて編集者として素晴らしい仕事をしてくれていると思う。考えてみればH嬢には、ダムタイプの『S/N』といい、ロラン・バルト(『明るい部屋』は彼女からかっさらった)といい、今回のアレといい、かなり影響を受けてるな……。全然考え方や価値観が違う(とお互い分かってるはずだ)けど、ある部分においては手を結べるようだ。そのせいで(おかげで)、今回はすっかり観客論になってしまっている。

 

 

近所の立ち呑み屋が一周年記念だったので、わらび餅をお土産に買って顔出しに行った。ほんの1時間程度で帰るつもりだったけど、いつものメンバーにひさびさに囲まれたので、ついつい閉店まで長居してしまう……。やってしまった……。まあ楽しかったんですけども。Tさんから、さらりと、ある民族に関するちょっと衝撃的なエピソードを訊いたような気がするんだけども、いや、なるほど……いずれその歴史は探ってみたい。