BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20130609 喜寿、綱島温泉

 

午前、恩師の喜寿のお祝いのために自由が丘に向かう。わたしより幾つか上の代のゼミOB・OGたちがメイン。とはいえ、何度かこの代の集まりには混ぜてもらってきた。10年以上ぶりに会った、インドに留学していた先輩は、某大手新聞の記者になっていた。いやはや、お懐かしや。いろんな人の消息も聞く。みんな各地で頑張っているのだなあ。

 

恩師の仕事のとりまとめについては、某出版社が動いているらしい、と聞いて安心した。ただ、数万冊にのぼるらしいその蔵書を、ゼミで毎年援農に行っていてゆかりのある有機農業の里・山形県の高畠町に移設したのだが(送料だけで3桁のお金がかかったとか……)、その整理が未だ手つかずだという。単に死蔵するのはもったいないので、何か有効に活用できないものだろうか。管理人として、あの町(というか村)で本に囲まれて暮らすのも悪くないかもってちょっと夢想した。

 

恩師は今、少し若い世代の研究者たち(そのひとりは去年のF/Tシンポジウムにもそういえば呼ばれていた)と、ある仕事に取り組んでいるらしい。とても重要な仕事になりそう。

 

 

半分くらいの人は二次会に流れたけれども(といってもまだ昼の2時だ)、わたしは原稿と格闘するためにさようならをする。で、せっかくの東横線だし、と思って、綱島温泉に行った。実は初めて。

 

こ、これは……。じいさんばあさんがカラオケをしている。社交ダンスとか踊っている。1時間くらいずっと聴いていたら、泣けてきてしまった。なんでだろう。演じる人がいて、観ている人もいる、でもこれは演劇ではないな、と思った。では演劇の定義ってなんなの? と考えると、やはり「何らかのフィクションを立ち上げようとする作為がはたらいている」ことなのかな。

 

親子丼を頼もうとしたら「でもレトルトだよ。おかずを頼んでくれたらごはんと味噌汁をつけるよ」とおじちゃんに言われたので、さばの塩焼きを頼んで、そうしてもらった。美味しかった。なんだか親切だ。

 

親切といえば、わたしのロッカーの鍵番号は114番だったのだが、風呂を出てみると、その番号のロッカーが見当たらない。あれ……?、と思って探してたら、さっきまでカラオケ熱唱してた周囲の人たちも「なんだなんだ?」という感じで一緒に探してくれた。みると、64番と66番のあいだにそれはあった。なぜ……?

 

 

夜はファミレスでまたもや朝まで。