BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20130604 夢と幻

 

朝、ちょっと用事があったので、チリにいるかなやんにメールをしたら、一瞬にして返事が返ってきた。地球の裏側にすぐ連絡とれるって凄いねとあらためて。

 

M誌のために、ゆうべ書いて寝かせておいた原稿を送信。今回初めてやりとりする担当編集者の方から電話がかかってきて、「現わしている」と書いたところは「表わしている」ではないんですか?という指摘。わたしとしては「表」ではダメで「現」にこだわりたい、なぜならそれは存在を賭けているからですが、それでもひっかかるなら「あらわす」と平仮名で結構です、ということで、平仮名に。実はハンナ・アレントの『人間の条件』も想定していたのだけれど、そこまで初対面(?)の方に電話で説明するのは難しいのでさすがにやめた。

  

大阪から西尾孔志さんが来ているというので、桜木町のぴおシティや野毛をハシゴして飲む。主に映画批評の話など。楽しかった。また鶴橋でカムジャタン食べたいな。

 

 

ところで初めて、「夢」と「幻」の違いについて考えた。「夢」というのは無意識とはいえやはりその人自身のイメージが投影される。ところが「幻」は外の世界との接触の中で生まれるものではないかと。つまり、「夢」はひとりでも創出できるけども、「幻」はそうではない。