BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20130428 ハムレット

 

吉祥寺シアターでブルーノプロデュースの『My Favorite Phantom』。『ハムレット』を原案とする新作。詳しくはCoRich舞台芸術まつりの審査として評することになるわけだけれども、端的に言ってこの作品は「失敗」だったと思う。というか、審査でなければ、退出するか、せめてイヤホンを耳にあてておきたい、と思うくらいに苦痛だった……。隣にいた若い女性が耐えかねて途中で出ていったけれども、よくそこまで耐えましたね、と思った。

 

今まで、新しい話法を開発してきた劇団/演出家は、ここ数年にかぎっても何人かいるわけだけれども、彼らが、その時に必ず一種の「快楽」を用意していたということは蔑ろにしないほうがいい要素に思える。

 

もうひとつ、ここで体現されている「若者の姿」は本当だろうか? 「当事者」である若者が、若者のフリをしているとしか思えなかった。偽物でしょう。こういう形でダラダラした若者像を流布するのはよろしくない。もっと今時の若者は賢いというところを見せてほしい。わからないフリをすることでしか歴史にコミットできないとしたら悲しい。

 

以上は、別にブルーノ氏が若いからとやかく言う、という話ではなくて、たとえベテランであっても誰であっても同じことを思っただろうけども、とはいえ、若さゆえの「失敗」だと感じられたのも事実だし、実際彼はまだ若くて、そして3年計画の「坂あがりスカラシップ」の初年度なので、まあ気長に出直せばいいのではないかと思った。でも、出直す、という心持ちは必要だと思う。そんなに観客はやさしくない。

 

戯曲の最初に登場するのがあの歩哨……という話は面白そうだったのだけど。

 

 

 

終演後は、OさんHさん(OH砲?)と吉祥寺で、飲まなきゃやってらんないよね、みたいなことを半分本気で、半分冗談で、みんなして言いながら刺身をツマミに。いささか飲み過ぎた。

 

 

 

 

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