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BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

trip

マニラ滞在記4-3

マニラ滞在25日目、木曜日。Tok! Tok! Talk!カンファレンスの2日目。Tang Fu Kuenが登壇した。彼は前衛的な芸術をよく理解しているプロデューサーである。にもかかわらず、彼はブラックボックスへの愛を語った。「それは魔術的な空間である」。そして「我々…

マニラ滞在記4-2

マニラ滞在24日目、水曜日。目を覚ますと、昨日の事件について、長文のメッセージがJKから。ああ、彼も忙しいのに。申し訳ない……。わたしはiPhoneで返事した。これもおそろしい長文になってしまった。日本語訳はこんな感じ。 親愛なるJK ありがとう、あなた…

マニラ滞在記4-1

帰国してからすでに数週間がすぎた。 ここからは、わたしは新しい言語スタイルを意識する。それは簡単に自動翻訳できる文体である(Google翻訳によって)。例えばFacebookでは、すでに自動翻訳の実装が始まりつつある。今後は、自動翻訳しやすい言語が世界…

マニラ滞在記3 22日目(2016/6/6)

月曜日。午前中に大雨がやってくるが、今のうちに降ってもらえるのはありがたい。興奮度MAXのJKが「ENGEKI QUESTの舞」を踊ってくれる。本人は日本のアニメに影響を受けているんだ、とか超適当なことを言っている……(もちろんジョークです)。 その舞を入れ…

マニラ滞在記3 21日目(2016/6/5)

日曜日。ゆっくり起きて階下に降りると、武田力の『An Octopus is an Octopus, but it is a Japanese』が始まる。マニラ湾の戦争、ナボタスの貧困、タコが象徴するもの、そして英語……etc.という複層的な問題を扱いながらも、みんなでその(マニラ湾の死体を…

マニラ滞在記3 20日目(2016/6/4)

土曜日。朝4時半に起きて、りっきーがクバオの市場にタコを探しに行くのについていく。身体は辛いけど、朝の市場の雰囲気を一度体験してみたかった。なるほどすでに朝のジプニーはほぼ満員で、市場には人がたくさんひしめいている。まるまる1頭の豚がトラッ…

マニラ滞在記3 19日目(2016/6/3)

金曜日。約束の朝11時になったが、印刷担当のニンヤとテレから応答がなく、やきもきする。後で会ったら、「今印刷中で、明日にはできあがるよ〜」とのこと。全然約束とスケジュール感が違ってるけどまあいいんです。ここはフィリピンなのです。 ある人から、…

マニラ滞在記3 18日目(2016/6/2)

木曜日。今日中に「冒険の書」を仕上げないといけない。その気持ちが強いせいか悪夢にうなされ、朝は身体が重い。でも昼くらいから急にスムーズに動けるようになり、動いているジプニーにもスッと飛び乗れる状態に。すると不思議なことに、ここ数日感じてい…

マニラ滞在記3 17日目(2016/6/1)

いよいよKARNABAL当日。朝、滝のような雨が降ってくる。JKやクライドは、God blessだと言う。彼らも今日ばかりはナーバスになっている、と口では言うけれど、相変わらずのようにも見える。 * 「冒険の書」をもう仕上げないといけないので、頭を最終整理する…

マニラ滞在記3 16日目(2016/5/31)

火曜日。いつものカフェに行くと、りっきーとデイヴィッド・フィニガンが並んで作業している。デイヴィッドに会うのは1年ぶり。しばらく作業をして家に帰るとフクエンがいる。アイリーンのつくってくれたご飯を食べる。 *マリキナへ。帰宅ラッシュに遭遇し…

マニラ滞在記3 15日目(2016/5/30)

月曜日。今日でマニラ滞在も階下に行くとJKと石神ちゃんが打ち合わせをしている。そのうちJKはAaron君のギターで歌い始める。 今日こそはマリキナへ。フィルコーアからUP行きのジプニーに乗り、運転手に教えてもらった場所でカティプナン行きに乗り換える。…

マニラ滞在記3 14日目(2016/5/29)

日曜日。りっきーは朝、ナボタスの魚市場にジョンの車で行ってきたらしく、ややいつもより興奮している感じ。わたしはマリキナに行くつもりだったのだが、どうも調子が今ひとつ。そのうち雨が降ってきて、止んだら出かけるか、と考えているうちに夕方になっ…

マニラ滞在記3 13日目(2016/5/28)

土曜日。身体が重い。カフェTHEO’Sへ。今やほぼすべての店員に名前を覚えられるまでになった。なんとなくりっきーと散歩したくなり、UPのヴァルガス美術館へ。主に1940年代の絵画のコレクションを見る。Fernando Amorsoloのものが多くて印象的。わたしは絵画…

マニラ滞在記・番外編 初めてのKARNABAL

いよいよ6月1日から12日まで、フィリピン、マニラのQuezon City(ケソン・シティ)でKARNABALフェスティバル(http://karnabalfestival.com/)が開催されます。来年以降も使えるかもしれないので、ついつい旅の基本情報をまとめてしまいました。あくまでご参…

マニラ滞在記3 12日目(2016/5/27)

今日はひたすら『演劇クエスト』の執筆。カフェを3件ハシゴしてごりごり書いた。最後はフライングハウスでビールを呑みながら仕上げる。とりあえず成立させられるところまではきたので感慨深い。 といってもまだベースだけ。英語で書く、という作業を通じて…

マニラ滞在記3 11日目(2016/5/26)

ナボタスのことで興奮したのか、ゆうべはあまり眠れず。りっきーもやはりそうだったようで、早起きしてクバオの市場までタコを探しに行ったらしい。いよいよ創作意欲もKARNABALに向けて昂ぶっている。カフェに行って、せっせと野良仕事のように書く。 * 半…

マニラ滞在記3 10日目(2016/5/25)

朝、カフェTHEO’Sでお気に入りのスムージーを飲みながら、ナボタスに行くかどうか熟考する。結果的に、うん、たぶんこの流れは乗っていい、となった。理屈をつけるのはやめた。りっきーと合流する頃には不安や迷いは消えていた。 * トライシクルとジプニー…

マニラ滞在記3 9日目(2016/5/24)

アイサの部屋からJKの部屋への引っ越しを終える。といっても隣の部屋だけど。 火曜日。カフェTHEO’Sは閉まっていたので、マリンガップのカフェに行ってみる。少し値段は貼るけれど、160ペソ前後のジンジャー入りスムージーはなかなか。演劇クエスト・マリキ…

マニラ滞在記3 8日目(2016/5/23)

ゆうべ眠ろうとしたその瞬間に、ぶるるるん、と何かの羽音が。ああ、ついに来たか。まあ当然この家でも出る時は出るんだなー。まあしかし、闘いは10分ほどで終わった。 * JKの元ハウスメイトであるペンと待ち合わせて、彼女の車でマリキナへ。家に入ると、2…

マニラ滞在記3 7日目(2016/5/22)

今日で滞在1週間になる。とりあえずそれなりにはうまくマニラの空気に馴染めているのではないか。日曜日の朝、大工のトカトントンは聞こえなかった。 ゆうべ、iPhoneの充電器が壊れたので、懐かしのマタリノ(Matalino)通りに買いに行ったのだが、日曜で閉…

マニラ滞在記3 6日目(2016/5/21)

大工のトカトントンで目が覚めて、カフェTHEO’SからAte Fe’sへ、というマンネリズム。こちらの慣習では、番号札ではなく名前で注文を記憶してくれるのだが、カフェでは「Chikaraですよね?」と覚えられていた。ここのスムージーは115ペソでかなりのクオリテ…

マニラ滞在記3 4日目(2016/5/19)

ゆうべ迂闊にもtwitterでかなりくだらない記事を読んで少々荒ぶってしまい、朝になって落さんから、もっと志を高く持ちなさいとメッセージが入っている。その通りだと思う。 マギンハワ通りのカフェTHEO’Sで、ベリーのスムージー115ペソを飲みながら日本の仕…

マニラ滞在記3 3日目(2016/5/18)

フィリピンでは熟睡できるのはなぜなのか? 眠りの精がやってきて、朝までぐっすり眠りこけるようにわたしを魔法にかけているのかもしれないって思う。 * 近所のAte Fe’s(フェーおばさんの店)で朝食。母と娘と兄みたいな感じの店員たちが、どっから来たん…

マニラ滞在記3 2日目(2016/5/17)

ゆうべ眠る時、隣室からJKたちの声がうっすらと聞こえていた。扇風機を止めて、カーテンを少し開けると、夜風が入り込んでくる。涼しい。いい夜だった。 マニラの夜は、東京周辺のそれとはだいぶ雰囲気が異なる。おそらくここでは情報の行き交い方が違う。あ…

マニラ滞在記3 初日

みたび、マニラにやってきた。最初の時の緊張と高揚も、2回目の時のナーバスさも、今回はたぶん特にない。去りがたさと懐かしさが入り混じっているだけだ。とはいえ昨日は急性胃炎で絶食していたので、体調はとても万全ではない。しばらくは様子を見ながら、…

韓国・安山滞在記6日目(最終日)

多田さんは昼から日本で稽古があるため早朝に去ったが(なんてタフなんだ!)、わたしはチェックアウトの12時ギリギリまでホテルで眠る。エレベーターでちょうど芸術監督のユン・ジョンヨンさんと乗り合わせ、お別れの挨拶。本屋で今さらながら安山市の地図…

韓国・安山滞在記5日目

11時頃起床し、安山駅までタクシー。多田さんと運転手のやりとりから、駅は「역」というのだと覚える。準備に向かう彼と別れて、駅前でひとりソルロンタンを。二日酔いにはベストチョイスだ。店のおばちゃんに、すごく汗かいてるねー、的なことをたぶん言わ…

韓国・安山滞在記4日目

ゆうべは結局、明け方4時頃まで多田さんとソジュ(韓国焼酎)を呑みながらぽつりぽつり話した。なんとなく昔話とか(リトルモア地下のことなど)。多田さんと出会ってから何気にもう8年目くらいになる。 * 9時に起床。チュオタン(ドジョウ鍋)で腹ごしらえ…

韓国・安山滞在記3日目

雨が降っている。それなりに強い。朝から歩くプランは断念して、ホテルの1階にあるカフェで昨日の日記を書く。見た顔が。あ、カゲさん、と思って声をかける。タイのカンパニー、B-Floorもこのフェスティバルに参加しているのだった。一緒に写真を撮って、今…

韓国・安山滞在記2日目

なんせ毎日オン・ザ・ストリートで体力使うので、日記は書き流そうと思う。 * 昼から電車演劇『Untitled Train』へ。コ・ジュヨンさんから噂を聞いて、プロデューサーのパク・ジスンさんに話を通してもらった。中央駅から20〜30分ほどで、受付会場のシュリ…

韓国・安山滞在記1日目

今回の韓国・安山市での6日間の滞在は、Ansan Street Art Festivalが主な目的。わたしは土曜日の朝に行われるフォーラムに参加することになっている。コ・ジュヨンさんが企画している『安山巡礼道』をこのフェスで観るのも大きな目的のひとつ。そして何より…

マニラ再訪日記21日目

木曜日。今回のフィリピン滞在中はあまり夢を覚えていないのだが、なぜか今朝は色濃くイメージが残っている。夢の中での主要言語は英語だった。今回は適度に力を抜いたせいか、前回滞在時のようなイングリッシュ・パニック(もう英語なんて喋ってやるかふざ…

マニラ再訪日記20日目

水曜日。早朝、騒々しい誰かや鶏の鳴き声で一瞬目覚めたものの、無視して二度寝する。りっきーの部屋はよくGやらネズミやら出て大変だったみたいだが、わたしは今回の滞在では幸い一度も部屋でそれらに遭遇することはなく、一度アリが大量発生した程度で済ん…

マニラ再訪日記19日目

火曜日。体調もほぼ万全に近い。ジプニーでクバオまで出て、高架鉄道でマリキナシティのサントラン駅へ。もしもここで演劇クエストをつくるとしたら……という心づもりで歩いてみる。ひとりでぶらっと歩きたいと思える町は、メトロマニラでは稀有なことだと思…

マニラ再訪日記18日目

月曜日。体調はかなり上向き。帰国する石神夏希を見送る。彼女はこちらの影絵集団・アニノとコラボレーションしており、虐待を受けた子供たちをサポートするNGO・アーカイとの連携も探るということで今回滞在していた。相当タイトな日程を一気に駆け抜けてい…

マニラ再訪日記17日目

日曜日。完全に風邪……。ゆうべ調子に乗ってレッドホース呑んだのがいけなかった……。日曜市も、ピクニックも断念。アイリーンが入れてくれた生姜湯と、石神さんにもらった薬を呑んで、ひたすら寝るのみ。 夜はついにりっきーがタコヤキを焼いた。天かすの代わ…

マニラ再訪日記16日目

土曜日。昨日のポリューションにやられたのか、喉が痛い。カティプナンのあたりは特にひどい渋滞で空気も悪かったからかな……。JKによると、カティプナンというのは19世紀、スペインからの独立運動において、アンドレス・ボニファシオが結成した秘密結社の名…

マニラ再訪日記15日目

金曜日。朝起きるとりっきーがいない。近くのカフェにいると言って名前が記されているが、不親切にも「very near」としかヒントがない。フィリピーノなら確実にストリート名を書いてくれるのだが、まあ散歩する良い口実になるか、と思ってしばらく歩き回る。…

マニラ再訪日記14日目

木曜日。サラとタクシーでクバオに向かう道すがら、『演劇クエスト』の相談。ロス・バニョスでやるのもアリだよ、私の出身地だからサポートもできるし……と。あのグルーヴィーなヴィクトール先生もいるしな……。シャーマンだという彼女の母親のことも気になっ…

マニラ再訪日記13日目

水曜日。アーロンと14時に待ち合わせしていたが、迎えに行けなくなったからタクシーを手配するね、それに乗って!、とのこと。マニラでは流しのタクシーはぼったくられることが多いので、運転手の身元がわかり、事前に交渉できるグラブタクシーというアプリ…

マニラ再訪日記12日目

火曜日。早起きが続いたので、朝はゆっくり眠る。とはいえそれなりの時間には目覚めて、ゲストハウス・タラの美味しいコーヒーをいただく。ゆっくりしてっていいよというお言葉に甘えて、昼過ぎまでリビングでのんびりくつろぐ。いい場所だなあ……。とはいえ…

マニラ再訪日記11日目

律儀に午前5時に出発の用意をしてみたものの、エキの予言どおりジュンが現れたのは6時ちょうどであり、フィリピーノの時間感覚が、いい加減とも言えるし、むしろある意味正確なんじゃないか……とすら思う。ともあれミカも寝坊したので、朝ごはん食べていくこ…

マニラ再訪日記10日目

今日も6時に起きて学校へ。フィリピンに来てからおそろしく早起きになっている。かなり山の奥深くへと入っていく。幼い少女が我々のジプニー出現に驚いたのか、下半身丸裸の状態で口をあんぐり開けている。やがてタパパン村(Tapapan)にたどりつくと、こち…

マニラ再訪日記9日目

朝、鶏や豚の鳴き声でおのずと目を覚ます。隣の豚小屋で宿の女性が仕事しているのがテラスから見える。彼女は耳が聴こえないそうで、読唇術で会話する。朝ごはんは豚の腸詰め。これまた美味しい。 チームA(武田力、ハンジョン、ミカ、眞理子さん、わたし)…

マニラ再訪日記8日目

ゲストハウス・タラでコーヒーを淹れて朝10時からミーティング。環境NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)による今回のモニタリングについての作戦会議。面白い。バウコを中心とする山岳地帯マウンテン・プロヴィンス州の8つの高校が2月5日に…

マニラ再訪日記7日目

同じく走り書き。このあとしばらくネットも使えないだろうから。 天空の町・バギオに向かう。クバオからバスで4時間半。予定より早く着く。が、荷物が多すぎたこともあり、バスを降りる時に命より大事なパスポートと現金を忘れるという失態。すぐさま遺失物…

マニラ再訪日記6日目

走り書きとして。 ケソンへの帰還。無理はせず昼寝して休息。ゆうべ到着しているはずの石神夏樹さんを探してレストランに行ったら、おじさんに「君が探しているのはあのbeautiful ladyかい? それならもう行ったよ」と言われ、金の斧か銀の斧かと問われてい…

マニラ再訪日記5日目

朝の5時半、隣りのロッジが大盛り上がりで目が覚める。子供たちがセレモニーに向けて士気を高めているのだろう。我々もサッと身支度をして外に出てバスを待つ。近くのバラックに住む幼な子たちが、我々のことを遠巻きに見守っている。マガンダン・ウマガ(お…

マニラ再訪日記4日目

シャワーは冷たい。創設者イメルダ・マルコスの富と権力をもってしても、ここにお湯を引くことはできなかったということか。それともイメルダ夫人は、利用者がこの涼しい山の中で凍えることを想像しなかったのだろうか? でもまあ、なくてもなんとかなってい…

マニラ再訪日記3日目

鶏たちのコケコッコーがうるさくて夢うつつのまま朝を迎える。午前8時なのに、マシグラ通りは太鼓の音で賑わう。フィエスタ……宗教的なセレモニーであり、と同時にこのバランガイ(地区)の政治家を応援するパレードでもあるらしい。 サラとりっきーとバスに…