BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

trip

デュッセルドルフ滞在記2-10

10日目、土曜日。昨日お会いした元駐妻の方にばったりトラムで会う。こういうサイズ感もきっとデュッセルドルフならではなのかな。 トラムを降りると手を振って近づいてくる人がいる。「ENGEKI QUEST」のドイツ語への翻訳をお願いするかもしれない人。その瞬…

デュッセルドルフ滞在記2-9

9日目、金曜日。忘れがたい日になった。痛み止めのジェル。日本人駐在妻の「白壁症候群」の話。日曜日のサッカーのチケット購入。突然の訃報とキレピッチュ……。ハイネ・ハインリヒ・アレーのアル中たち。WELTKUNSTZIMMERのトイレに閉じ込められる。結果、ビ…

デュッセルドルフ滞在記2-8

8日目、木曜日。寝違えた。首が痛い。しかしようやくこれにて、時差を気にする生活ともサヨナラできそう。 今日は今いるあたりの近所を攻めてみる。再開発された遊歩道を歩いていると、「シューディグン!」と子どもに声をかけられる。ボールを拾ってくれと…

デュッセルドルフ滞在記2-7

7日目、水曜日。ようやく朝の8時まで眠れた。5時くらいに起きてしまう老人のような生活にこれでオサラバできるといいんだけど……。後はもうただ、デュッセルドルフの太陽が昇って沈むことだけを考えたい。(お約束している劇評を含め、書き仕事はやりますよ。…

デュッセルドルフ滞在記2-6

6日目、火曜日。引っ越しをする。陽当たりの良かったあきこさんの家を去るのは寂しいけれど、たぶんここから「次」が始まるのだろう。今度の家主は若い写真家。なんと子供鉅人の益山兄と同郷らしい。ヌードを撮っているとのこと。作品を見せてもらった。彼は…

デュッセルドルフ滞在記2-5

5日目、月曜日。残念ながら早朝に目覚める。日本はもう昼頃だ、とか考えてしまうのがきっとよくないのだろう。去年ここに来て、編集の仕事をもう断念せざるをえないだろうと感じたのも、煎じ詰めればこの時差ボケに起因する。旅と物書きは両立できるけど、旅…

デュッセルドルフ滞在記2-4

4日目、日曜日。もちろん早朝に目覚める。イタリアにいる梨乃のアドバイスに従って、パスタにリベンジ。ニンニクとタマネギをちゃんと炒めただけで、だいぶいい感じになった。 あきこさんに導かれて、初の自転車。たぶん海外で自転車に乗るのは初めてだと思…

デュッセルドルフ滞在記2-3

3日目、土曜日。相変わらず早朝に目覚める。アルトシュタットの醸造所シュルッセルにMさんを案内する。彼女とこうして長く話すのは初めて。海外でたまたま居合わせたから仲良くなる、というケースはやっぱりある。 土曜日のアルトシュタットは、いろんな人種…

デュッセルドルフ滞在記2-2

2日目、金曜日。早朝に目覚める。tanzmesse(ダンスの見本市)に山口真樹子さんがいるらしいので、ライン川沿いをてくてく歩いて訊ねる。2014年に彼女にマンハイムに呼んでもらわなかったら、今自分がここにいることはたぶんなかった。 tanzmesseには世界各…

デュッセルドルフ滞在記2-1

初日、木曜日。例によって、2度目の都市を訪れる時はナーバスだ。特に今回はいくつかの要因が重なっている。日本から持ってきた仕事のこととか。まだ全然デュッセルドルフ版のテクストを書けてないとか。そもそもこの遠く離れた都市で何ができるのか、とか。…

中国・近況報告その5

「私の働いているスペースに遊びに来ればいい」とダミンが誘ってくれたのだが、その場所は、なんと訪問予定に入っていたPSA(Power Station of Art)だった。午前中は、マッサージ店という名の売春街か、ナイトマーケット跡地、あるいは朝市に向かうつもりだ…

中国・近況報告その4

上海、ヤバイ! 意識を高揚させられる何かがこの都市にはある。今日の上海話劇中心でのレクチャーはライブ中継もしてもらったのだが、延べ60000人超、最大瞬間風速は4000ビューを超えたらしい。さすが中国……。詰めかけてくれて立ち見まで出た5、60人の観客た…

中国・近況報告その3

タンユエン・リー(藤原力)として活動して5日目、ついに上海に辿り着いた。しかしネットの調子が最悪で仕事にならない。この日記もいつアップできるかわからない。意気消沈。とはいえ、逆境を楽しむことにかけてはわたしもそれなりに定評がある。 今日は早…

中国・近況報告その2

今回の滞在は自由時間がほとんどない。タクシーを使い、言葉もほぼ全部通訳してもらって……とシンシンたちにアテンドされるがままになっている。マニラの友人たちがこんな受動的なわたしを見たら驚くだろう。しかし今回は批評家モードに集中せざるをえない。…

中国・近況報告

北京滞在も3日目が終わろうとしている。徳永京子さんと共に、日本の現代演劇の状況を伝え、また同時に中国の演劇状況について知るための仕事で来ている。遣唐使や遣隋使も、こういう感覚だったのかもしれない。滞在しているホテルはネット環境があまりよろし…

マニラ滞在記4-8

マニラ滞在30日目、火曜日。最後の日である。Natsukiと一緒にタクシーで空港に向かう。JKたちが見送ってくれる。名残惜しい。わたしはすでに彼らを家族のように感じている。いつわたしはここに戻ってくるのだろうか? 途中で、電柱でポールダンスをしている…

マニラ滞在記4-7

マニラ滞在29日目、月曜日。ゆっくり起きて、Matalino通りにマッサージに行った。かなり強めにやられた(腰に立たれた)。この結果、わたしはしばらくダメージを受けることになったが、それは後日の話。 郵便局から、城崎の三人姉妹にエアメールを送る。18ペ…

マニラ滞在記4-6

マニラ滞在28日目、日曜日。わたしは二日酔いだが、なんとか生きている。朝は、先日のカンファレンスの続き。JKハウスで、DavidとArcoが彼ら自身の活動についてそれぞれ語った。 Arcoのトークはまるでパフォーマンスだった。彼はしばらく沈黙していた。彼はE…

マニラ滞在記4-5

マニラ滞在27日目、土曜日。Mapua Tekno Teatroの『Hanap Buhay』。私が少し遅れて到着した時には、すでに始まっていた。ワークショップのようだ。チープな素材を使って、塔のようなものをつくっている。JKはひとりで何か別のものをつくっている。なぜならJK…

マニラ滞在記4-4

マニラ滞在26日目、金曜日。わたしが劇場(Papet Museo)の窓際でメールしていた時、サラがやってきた。「私はこの窓から見える景色が好き」と彼女は言う。わたしはメールのためにナーバスになっていたが、確かに、この窓からの眺めは美しい。The Scenius Pr…

マニラ滞在記4-3

マニラ滞在25日目、木曜日。Tok! Tok! Talk!カンファレンスの2日目。Tang Fu Kuenが登壇した。彼は前衛的な芸術をよく理解しているプロデューサーである。にもかかわらず、彼はブラックボックスへの愛を語った。「それは魔術的な空間である」。そして「我々…

マニラ滞在記4-2

マニラ滞在24日目、水曜日。目を覚ますと、昨日の事件について、長文のメッセージがJKから。ああ、彼も忙しいのに。申し訳ない……。わたしはiPhoneで返事した。これもおそろしい長文になってしまった。日本語訳はこんな感じ。 親愛なるJK ありがとう、あなた…

マニラ滞在記4-1

帰国してからすでに数週間がすぎた。 ここからは、わたしは新しい言語スタイルを意識する。それは簡単に自動翻訳できる文体である(Google翻訳によって)。例えばFacebookでは、すでに自動翻訳の実装が始まりつつある。今後は、自動翻訳しやすい言語が世界…

マニラ滞在記3 22日目(2016/6/6)

月曜日。午前中に大雨がやってくるが、今のうちに降ってもらえるのはありがたい。興奮度MAXのJKが「ENGEKI QUESTの舞」を踊ってくれる。本人は日本のアニメに影響を受けているんだ、とか超適当なことを言っている……(もちろんジョークです)。 その舞を入れ…

マニラ滞在記3 21日目(2016/6/5)

日曜日。ゆっくり起きて階下に降りると、武田力の『An Octopus is an Octopus, but it is a Japanese』が始まる。マニラ湾の戦争、ナボタスの貧困、タコが象徴するもの、そして英語……etc.という複層的な問題を扱いながらも、みんなでその(マニラ湾の死体を…

マニラ滞在記3 20日目(2016/6/4)

土曜日。朝4時半に起きて、りっきーがクバオの市場にタコを探しに行くのについていく。身体は辛いけど、朝の市場の雰囲気を一度体験してみたかった。なるほどすでに朝のジプニーはほぼ満員で、市場には人がたくさんひしめいている。まるまる1頭の豚がトラッ…

マニラ滞在記3 19日目(2016/6/3)

金曜日。約束の朝11時になったが、印刷担当のニンヤとテレから応答がなく、やきもきする。後で会ったら、「今印刷中で、明日にはできあがるよ〜」とのこと。全然約束とスケジュール感が違ってるけどまあいいんです。ここはフィリピンなのです。 ある人から、…

マニラ滞在記3 18日目(2016/6/2)

木曜日。今日中に「冒険の書」を仕上げないといけない。その気持ちが強いせいか悪夢にうなされ、朝は身体が重い。でも昼くらいから急にスムーズに動けるようになり、動いているジプニーにもスッと飛び乗れる状態に。すると不思議なことに、ここ数日感じてい…

マニラ滞在記3 17日目(2016/6/1)

いよいよKARNABAL当日。朝、滝のような雨が降ってくる。JKやクライドは、God blessだと言う。彼らも今日ばかりはナーバスになっている、と口では言うけれど、相変わらずのようにも見える。 * 「冒険の書」をもう仕上げないといけないので、頭を最終整理する…

マニラ滞在記3 16日目(2016/5/31)

火曜日。いつものカフェに行くと、りっきーとデイヴィッド・フィニガンが並んで作業している。デイヴィッドに会うのは1年ぶり。しばらく作業をして家に帰るとフクエンがいる。アイリーンのつくってくれたご飯を食べる。 *マリキナへ。帰宅ラッシュに遭遇し…