BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

review

20140427 ヨコトリ100日前イベント

横浜トリエンナーレ2014の100日前イベント。MARK ISみなとみらいと美術館の前で、大規模なLOGBOOKが展開された。特に興味深かったポイントは3つ。 1)ヨコトリのサポーターたちが海賊などの「役」を演じたということ。みんな楽しそうにやっていて、観ている…

20140424 変化

朝、久地岡さんが家具をいろいろ持ってきてくれて、演劇センターFに搬入。おかげさまで、だいぶ雰囲気が変化した。そのあと下北沢のイーハトーボで山口真樹子さんにお会いして、マンハイム行きのことなどを少し相談。Theater der Weltでこれは観たほうがいい…

20140419 範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』

徹夜明けでフラフラのまま、範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』初日を観た。良い緊張感と、高い吸引力が漲っていた。開演前から久しぶりに昂揚していたのだが、その期待が裏切られることはなかった。彼らは今、上昇気流を獲得している。変に浮ついて…

20140414 岸田國士戯曲賞授賞式

朝、急な坂スタジオで、坂あがりスカラシップのアーカイブについてのミーティング。このスカラシップがコンテンプラリーな舞台芸術に対して果たしてきた役割は本当に大きい。今後のアーティスト支援を考えていく上でも、このアーカイブは貴重な資料になるの…

20140412 大岡川を源流まで歩くPART1

「演劇センターF開館記念花見 大岡川を海から源まで演出家市原幹也と劇作家岸井大輔と歩く」。今日はひとまず歩いて今後に向けてのリサーチ……と考えていたけれど、予想以上に刺激的な展開となり、これ自体を演劇作品と呼んでも差し支えない、と言えるだけの…

20140403 AMD『3』

某作家が演劇センターFを訪ねてきた。雨の黄金町を案内。レストランことぶきで洋食を食べたり。ある相談事を受けて、どうやら一緒にここで何かやれることになりそう。そのあとTさんの案内でとあるスペースを見学に行くなど。素敵なコレクションを見せていた…

20140402 最初のイベント

象の鼻テラスで、ままごとのお昼寝誘発ダンスを体験。ほんとうに、少し寝た。 演劇センターF開館記念イベント「で、市原君、何するの?」(市原幹也×岸井大輔)を開催。20人近い人が来てくれて、盛況となった。この場所というものに対しての、熱い期待のよう…

20140401 演劇センターF、はじまる

朝、とあるスカイプ会議。具体的に何かを動かせるものではなく、ロシアとアメリカの外相会談のようになってしまったけれど、まあしかし積み重ねが大事ですよと。 演劇センターFがいよいよオープンする。象の鼻テラスのままごとのワークショップを少しだけ見…

20140331 鳥公園『緑子の部屋』東京公演

大荷物を背負って移動。長旅だったな……。御徒町で地下に入って刀削麺。ずいぶん待たされたけども美味しかった。 鳥公園の東京公演千秋楽へ。最後の洗濯ひもが切れてしまうアクシデントがあったり、隣の人の咳が尋常じゃなく集中力を削いだりもしたけれど、作…

20140330 BLPワークショップ3日目

Borrowed Landscape Projectのワークショップ最終日。昨日に引き続いて、とあるダンサーさんと偶然セッションをすることになった(かなり刺激的だった)。この日は特に身体を細分化するエクササイズをしたせいか、あるいは3日目に至ったからか、だいぶ動きや…

20140329 BLPワークショップ2日目

Borrowed Landscape Projectのワークショップ2日目。昨日とはメンバーも変わった。今日が初参加の人も多く、最初はそれを気にしすぎてかpassiveになりすぎて戸惑った印象もありつつ、後半はだいぶ様々なコラボレーションが生まれていった。1分間のインスタレ…

20140328 BLPワークショップ1日目

この日から森下スタジオにレジデンスをして、Borrowed Landscape Projectのワークショップにレポーターとして参加。 「借景」についての何か作法を探っていくのかと思いきや、予想していたよりもダンスのWSであり、参加者もダンサーが多かった。多田淳之介演…

20140326 地点『ファッツァー』3回目

日中は四条河原町のあたりでひたすら仕事。空間現代の新しいアルバム(LIVE盤)を聴きながら原稿を書いてみたら、文体が、自分としては新しい形になった、ような気がする。要するに、複数の楽曲が同時に流れているような感覚で。ただ向かいに座っていた女の…

20140323 鳥公園『緑子の部屋』大阪公演、ココルーム

大阪へ向かう。梅田の地下で串カツを食べてから、芸術創造館で鳥公園『緑子の部屋』大阪公演楽日。冒頭の、絵画を説明するシーンからして奇妙な面白さがあった。不在の「緑子」をめぐってエピソードが連なっていく。何が真偽なのかわからないような話なのだ…

20140322 地域の物語、そして『ヒネミの商人』

世田谷パブリックシアターで地域の物語『介助するひと、介助すること』。年配の方々おふたりの「2年後」のやりとりのシーンが、シンプルだけどとても印象的だった。作為的に演じよう、とかしなくても訴えてくるものがある。終わったあとの1時間におよぶトー…

20140320 民俗芸能調査クラブ2回目

手塚夏子率いる民俗芸能調査クラブを観に、というか参加しに、STスポットへ。前回(先週)につづいて絵を描いたのだが、隣にいた手塚さんの動きにあおられるようにして、グリグリと、紙が破けるくらいの強さで描きつけた。なんだろうか、このグルーヴの伝播…

20140316 サンプル『シフト』

東京芸術劇場でサンプル『シフト』再演。いや、松井周のストーリーテリングの妙というか。確かに演劇の王道のようにも思えるし、本当に真性の変態だという感もある。あえて構造的に階層が分かれないで、同一平面上に複数の物語が混線するような状態が凄かっ…

20140315 佐々瞬『彼らとの対話(仮)』

blanClassで佐々瞬『彼らとの対話(仮)』。病床にいるみずからの祖母を、亡くなった祖父(満州帰りの経歴を持つ)を装って尋ねていく、というフリをした映像インスタレーション。映像内の時間が進むにつれて、祖母の病状が変わり、台本的に用意されているテ…

20140314 地点×KAAT『悪霊』

とある魅力的なミーティングにお誘いいただいたけども、仕事量・体力ともに不可能なので断念して家で仕事。 夜、地点×KAAT『悪霊』初日。ブリコメンドにも書いたように、あの長大かつ奇妙な小説をどうやって舞台に……?、と思っていたけども、想像以上に『悪…

20140312 r:ead、民俗芸能調査クラブ

朝、にしすがも創造舎でr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)の最終プレゼンに参加。r:eadは相馬千秋さんが進めているプロジェクトで、この日はゲストコメンテーター的に朝の台湾チーム(ゴン・ジョジュン&ドゥ・ペイシー)のプレゼンだけ参加した。…

20140308 岩渕貞太『斑』、それから川崎へ

浅草で蛇骨湯に入って、少し散歩。そういえば浅草もそれなりに浅からぬ縁があったな、と思い出した。東京に出て来て最初の10年以上は荒川区に住んでいたこともあり、10代の日々にとってこの場所は特殊な意味を持っていた。 アサヒアートスクエアで、岩渕貞太…

20140305 ニッポンの河川、ソウル・フラワー・トレイン

ニッポンの河川『大きなものを破壊命令』。なるほどこれが噂の装置……。4人の俳優たちがみずからボタンを踏んだりして、それが照明や音響のスイッチになっている。これは画期的な発明と言っていいだろう。それだけでも面白かったのだが、ここで描かれている、…

20140302 マームと誰かさん 穂村弘さんとジプシー

憂鬱な気分で家でごろごろし、しかしこのままというわけにもいくまい……と思ってなんとか布団を出た。都市ソラリス展にも立教大学のチェーホフにも間に合わなかった。心の中で「ごめんなさい」をつぶやく。生まれなかった「ごめんなさい」がそのまま死んでい…

20140301 家族のこと

またもや「見えない」席に座ってしまった。ここに客席を設置するのはNGだろう。信頼関係を構築するうえでの初歩中の初歩に思えた。いっそ完全に見えなければまだいいのだが、角度的に微かに見えるのがまた苛立ちを増幅させる。目を閉じて耳だけ澄ませようと…

20140228 ナノ・スクールから、変身4

とうとう2月の最終日がやってきた。いつまでも倒れていられないので、とりあえず各方面に連絡。むしろ精神的にアリかなと思い、blanClassの杉田敦ナノ・スクールへ。とある作業をしているうちに、自分の問題意識が2つほど強烈に浮かび上がってきた。 ひとつ…

20140222 『二重にたぶらかす』

二十二会『二重にたぶらかす』@blanClassへ。かなり面白かった。オトナの秘密パーティのよう。いつか再演されるかもしれないし、ルールをまったく知りたくない、という人は(いるのかどうか分からないけど)以下の白字の箇所は飛ばしてもらえれば。タブレッ…

20140216 『RE/PLAY』2回目、TPAMクロージング

いよいよTPAMも最終日。もうタクシー使いたくないから自転車で、朝からAIRのミーティングに参加。この日はアジアのアーティストたちによる実際的な話。ペーパームーン・パペット・シアターのマリアとイワンのプレゼンはすごく楽しくて、英語もわりと分かりや…

20140215 TPAMエクスチェンジ、フェスティバル・ボムのトーク

TPAMエクスチェンジで、落雅季子、山崎健太と共にプレゼンテーション。英語通訳のつく「ルーム」を借りた。積雪がひどいので、誰も来てくれないのではないか……と危惧していたのだけれど、蓋を開けてみたら大盛況でうれしかった。プレゼンしたレジュメとパワ…

20140214 革命的な一日

もうほとんど身体が動かない。しかも前代未聞の大雪……。しかしなんとか起きてタクシーを拾い、TPAMのAIRミーティング第2弾へ。日韓英国際共同制作『ONE DAY, MAY BE いつか、きっと』の制作陣がスピーカー。以前、wonderlandで高知県立美術館の藤田直義館長…

20140213 『Rと無重力のうねりで』

朝からON-PAMの公開ディスカッションに参加。午前は「東アジア」がテーマで、海外の人が圧倒的に多く、活発な意見が乱れ飛んだ。いろいろな話を聞いていて触発されたので、ON-PAMは運動(ムーブメント)なのではないか、というような発言をした。鳥の劇場の…