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BricolaQ Blog (diary)

BricolaQ(http://bricolaq.com/)の日記 by 藤原ちから

20140308 岩渕貞太『斑』、それから川崎へ

浅草で蛇骨湯に入って、少し散歩。そういえば浅草もそれなりに浅からぬ縁があったな、と思い出した。東京に出て来て最初の10年以上は荒川区に住んでいたこともあり、10代の日々にとってこの場所は特殊な意味を持っていた。 アサヒアートスクエアで、岩渕貞太…

20140305 ニッポンの河川、ソウル・フラワー・トレイン

ニッポンの河川『大きなものを破壊命令』。なるほどこれが噂の装置……。4人の俳優たちがみずからボタンを踏んだりして、それが照明や音響のスイッチになっている。これは画期的な発明と言っていいだろう。それだけでも面白かったのだが、ここで描かれている、…

20140302 マームと誰かさん 穂村弘さんとジプシー

憂鬱な気分で家でごろごろし、しかしこのままというわけにもいくまい……と思ってなんとか布団を出た。都市ソラリス展にも立教大学のチェーホフにも間に合わなかった。心の中で「ごめんなさい」をつぶやく。生まれなかった「ごめんなさい」がそのまま死んでい…

20140301 家族のこと

またもや「見えない」席に座ってしまった。ここに客席を設置するのはNGだろう。信頼関係を構築するうえでの初歩中の初歩に思えた。いっそ完全に見えなければまだいいのだが、角度的に微かに見えるのがまた苛立ちを増幅させる。目を閉じて耳だけ澄ませようと…

20140228 ナノ・スクールから、変身4

とうとう2月の最終日がやってきた。いつまでも倒れていられないので、とりあえず各方面に連絡。むしろ精神的にアリかなと思い、blanClassの杉田敦ナノ・スクールへ。とある作業をしているうちに、自分の問題意識が2つほど強烈に浮かび上がってきた。 ひとつ…

20140222 『二重にたぶらかす』

二十二会『二重にたぶらかす』@blanClassへ。かなり面白かった。オトナの秘密パーティのよう。いつか再演されるかもしれないし、ルールをまったく知りたくない、という人は(いるのかどうか分からないけど)以下の白字の箇所は飛ばしてもらえれば。タブレッ…

20140216 『RE/PLAY』2回目、TPAMクロージング

いよいよTPAMも最終日。もうタクシー使いたくないから自転車で、朝からAIRのミーティングに参加。この日はアジアのアーティストたちによる実際的な話。ペーパームーン・パペット・シアターのマリアとイワンのプレゼンはすごく楽しくて、英語もわりと分かりや…

20140215 TPAMエクスチェンジ、フェスティバル・ボムのトーク

TPAMエクスチェンジで、落雅季子、山崎健太と共にプレゼンテーション。英語通訳のつく「ルーム」を借りた。積雪がひどいので、誰も来てくれないのではないか……と危惧していたのだけれど、蓋を開けてみたら大盛況でうれしかった。プレゼンしたレジュメとパワ…

20140214 革命的な一日

もうほとんど身体が動かない。しかも前代未聞の大雪……。しかしなんとか起きてタクシーを拾い、TPAMのAIRミーティング第2弾へ。日韓英国際共同制作『ONE DAY, MAY BE いつか、きっと』の制作陣がスピーカー。以前、wonderlandで高知県立美術館の藤田直義館長…

20140213 『Rと無重力のうねりで』

朝からON-PAMの公開ディスカッションに参加。午前は「東アジア」がテーマで、海外の人が圧倒的に多く、活発な意見が乱れ飛んだ。いろいろな話を聞いていて触発されたので、ON-PAMは運動(ムーブメント)なのではないか、というような発言をした。鳥の劇場の…

20140212 『幼女X』

野村ディレクション、範宙遊泳の『幼女X』KAATバージョン。かなりいい感じで、なんだかいろいろなことを思って泣いてしまった。初演(新宿眼科画廊)でのあの狭い空間に濃縮された感覚はどうしてもなくなるけれど、薄まっているというよりはひろがっている感…

20140211 蓮沼フィルなど

しばらくほとんど寝ていなかったせいか、身体がまったく動かなくて、TPAMの基調公演とレセプションにいけなかった。このまま今日もクズとして終わるかと思われたが、S々木さんとメールのやりとりをしてたら少し元気になってきたので、なんとか気力を振り絞っ…

20140210 TPAMのミーティングはじまる

朝起きたら、見覚えのない大福が鞄の中に入っている。うーん、誰かからのお土産だろうか。今日市原くんに会うからお裾分けしてあげようかな。でも、もしもこれが市原くんからゆうべもらったものだったらどうしよう……などと考えて、とりあえず本人に訊いてみ…

20140204 PPR空想地学研究所

PPR空想地学研究所の、岩田とも子さんの報告の聞き手を務める。ほとんどの人が初対面だったし、その活動をこれまで知っていたわけでもないので戸惑いもあったけれど、むしろ異種格闘技戦の感覚もあってワクワクした。攻め方がわからない以上、とりあえず「受…

20140201 京都・アンダースローへ

京都へ。いつものようにタワー銭湯でひとっ風呂浴びて、伊勢丹でお酒を買った。売り場の人の包装技術があまりにも美しくて見惚れてしまった……。そしてバスに乗ったのだが、渋滞に巻き込まれて、アンダースローに到着したのはおよそ1時間後。今度から、急ぎの…

20140131 『女装、男装、冬支度』

新高円寺のベトナム料理屋にひさしぶりに行った。あたたかく迎えてくれたし、豚肉フォーの味はかつてのそれのままで、うれしかった。またちょくちょく行こう。 座・高円寺でFUKAIPRODUCE羽衣『女装、男装、冬支度』。豪華客演陣も驚くべきフィットぶりで(本…

20140130 『シーザーの孤独な戦略』

20日間ほど日記を書けなかったのだが、この日の記憶として残っているのは、いつもの温泉銭湯に値上げのお知らせがあったことで、理由はやはり電力価格の高騰だった。まあ、やむをえないと思った。 原発を手放すことによって生じるであろう様々な帰結の中で、…

20140127 断捨離、魔女狩り

やることが多すぎて詰まってしまう、という状況が今月は何回かある。それでも受けざるをえない(受けたい)仕事はあるし、会いたい人もいる。まあでも、去年までもスムーズだったわけではなくて、自転車操業でなんとかやりくりしてきただけのことであって、…

20140124 杉田敦「ナノ・スクール」

blanClassで毎月やっているらしい美術批評家・杉田敦の「ナノ・スクール」に初参加。まずblanClassの小林晴夫さんと角打ちで待ち合わせてここで杉田さんと初対面。行きつけらしい。うなぎの寝床というか穴蔵のような凄い場所で、野毛や伊勢佐木町や黄金町の…

20140119 「みっける」→「日常/オフレコ」展

日本酒と紹興酒のチャンポンはハードルが高かったようで、いささか二日酔いの状態で象の鼻テラスに向かって、「みっける ビジターセンターヨコハマ」の展示を。こないだここで偶然に船曳真珠監督にお会いした時に、(マレビトの会などに出演している)西山真…

20140117 ムサビ卒制展、二十二会『目に殴られた』

世田パブで「キャロマグ」のミーティングをした後、ムサビの卒業制作展へ。「mauleaf」で主力級の活躍をしてきた学生たちが今年ついに卒業するので、その展示作品を観た。性格というか志向性はやっぱり出るなあ……。校舎の奥のほうにあるから行かなくていい…

Q「こq」

日記が全然書けない、ということがバイオリズムに影響しているのか、あるいはその逆なのか、ともあれそろそろ流れをつくらないと血が止まって死ぬ、という感じになりそうなので、日めくりカレンダーを破くように思いきって1日を進めてみようと思う。 この日…

20140113 ヨコハマトリエンナーレ2014 200日前イベント

ヨコハマトリエンナーレ2014の200日前カウントダウンイベント。朝9時に横浜美術館前に集合し、目の前にあるMARK ISに出発。「みらいの自分に『忘却の手紙』を送ろう!」というタイトルで、MARK ISと美術館を繋ぐスタンプラリーを行った。用意していた葉書が…

20140111 3人の快活な観客について

井土ヶ谷に去年できた「宿るや商店」で美味しいナポリタンを食べた。今年はまだ一度も(蒲田を例外として)東京に行ってない。できるだけご近所を堪能したいと思っている。 というわけでご近所でもあるblanClassの「新年ベネフィットパフォーマンスパーティ…

20140105 新春ヒヒーンナイトのラミ子

黄金町の試聴室その2で「新春ヒヒーンナイト」(出演:神さま、たんきゅん、内田るん、ラミ子 (ラミ子+柴田聡子))。噂のラミ子を見たかったので、風邪気味だったけども少し無理して行ってみた。どれも楽しくて行ってよかった。良い新年のスタートを切れた…

20140104 ドキュメンタリーとしての『シチュエーションズ』

佐々木敦『シチュエーションズ』を読み終えた。クリスマスイブの日にまず第二章までを読んで、そのあとしばらく置いて、年が明けてから続きを一気に読んだので、実質は2日で読んだことになると思う。率直に言って今、深い感銘を受けている。 まずつまらない…

20140101 BricolaQリニューアル、大衆演劇

近所にある丘の上で、除夜の鐘を聞きつつ新年を迎える。みなとみらいや八景島のある方角で花火があがっていて、足元には提灯がならんでいる。幻想的な光景。来たなあ、新年。きっとそう簡単な年ではないだろうなと思う。気をひきしめて遊ぼう。 今年の抱負は…

20131228 『MOTHER II』、ポナイト2

アトリエ春風舎にて、青年団若手自主企画vol.59 大池企画『MOTHER II』。劇場で演劇を観るのはひさしぶり。母と娘、おじさんと若者、といった世代間の対立がテーマになっていて、ある朝起きたら母親が27歳に若返っていた、というファンタジックな設定から物…

20131227 エクス・エクス・エクスポナイト1

終電が近づくと「帰りたくない」だとか、誰かれかまわず「朝まで飲もう」などと言い募るのはただのアバズレだ、ビッチだ、とOさんに言われてなるほどそうかもしれないと少し反省した。 エクス・エクス・エクスポナイト2days。年に1回くらいはHEADZのお手伝い…

20131223 チェルフィッチュ『地面と床』2回目

当日券キャンセル待ちの番号は絶望的な数字だったけど、なんとかギリギリ立ち見で観られたチェルフィッチュ『地面と床』千秋楽は本当に感動的だった。超満員ということもあって最後方からの眺めは壮観。カーテンコールは3回。バカみたいに熱の籠もった拍手を…

20131221 泥の河

昨日につづいて憂鬱な気分を引きずったまま、自転車に乗って横浜某所に停泊している秘密の船・第七金星丸へ。8mmFILM小金井街道プロジェクトによる映像作品などを観て、それらのアナログな編集術も興味深かったのだが、なんといっても圧巻は小栗康平の『泥の…

20131216 サンプル『永い遠足』、星まわり、F/T学生座談会

ふと思ったのだが、ある人間が誰かを可愛がり、目をかけたとして、そうされる側もがんばってその期待に応えようとしても、それはしばしば依存状態に陥るのであり、エンドレスな愛と忠誠の確認を行わなければならなくなる。そうなると、少しのあいだ会わなか…

20131215 本牧、ままごと、横トリサポーター忘年会

ハシゴをすると日記が長くなるので困る。バスに乗って初めて本牧へ。まずはツアーパフォーマンス『Up on a Mountain』(脚本・構成演出:石神夏希、振付演出:岩渕貞太)を体験した。とても良いお天気で、丘の上を散策するのは気持ち良かった。あるポイント…

20131214 悪魔のしるし、ままごと、チェルフィッチュ

さすがにそろそろ観劇と関係ないただの平々凡々たる日記が書きたいなあと思いつつ、おそらく年内最後のハシゴ観劇2days in 横浜となったこの週末。まずは自転車でnitehi worksに行って悪魔のしるし『注文の夥しい料理店についての簡潔な報告』。他が売り切れ…

20131212 『象はすべてを忘れない』ふたたび

今日もまた、土曜日にひきつづき、象の鼻テラスのままごと『象はすべてを忘れない』へ。平日でも人がたくさん。やはりこの日も、たまたまここを通りすがったたくさんの人たちが演劇とすれ違っていく。天気は良好。新しい「スイッチ」が増えている。いろんな…

20131210 三浦直之×堀辰雄『鼠』

朝方、凄い雨だった。午後には雹も降った。夕方、六本木に官能教育の三浦直之×堀辰雄『鼠』を観にいく。事前に読んでいた三浦くんの「エロと鼠のこと」という文章がヤバかったので、いいかも?、と期待していたけど、予想以上に吹っ切れた母音とボインの饗宴…

20131208 F/T13閉幕

『東京ヘテロトピア』で、「聖イグナチオ教会」「東洋文庫ミュージアム」「王家之墓」「ショヒド・ミナール」「東京芸術劇場」などを巡っていく。しかし昼すぎに発表されたF/Tアワードの結果にあまりにも甚大なショックを受けたので、テクストはほとんど耳や…

20131207 『象はすべてを忘れない』

ようやく横浜に戻れる……。象の鼻テラスでままごと『象はすべてを忘れない』をやっと観に行ける! これはもう奇蹟のような時間が生まれていた。「演劇とすれ違う」という柴くんのコンセプトは、かなりの大成功を収めているんじゃないだろうか。いろんな人が幸…

20131206 『石のような水』『地雷戦2.0』『ガネーシャVS.第三帝国』

まずは『東京ヘテロトピア』で御徒町のヴェジハーブサーガへ。ラジオでテクストを読んでいたのは相馬千秋で、まさかの駄洒落(ジャイナ教ってなんじゃいな?)に笑ってしまったけども、このお茶目さは店の雰囲気によく合っていた。なんか不思議なお店だった…

20131205 PortB、sons wo:、タン・タラ

PortB『東京ヘテロトピア』をそろそろ本格的に回らなくてはいけない。というか前日の出来事もあって、旅をしたいような気分になっていたので、ちょうどいいかも。まずは代々木の「アンコールワット」へ。美味しい料理に心も油断しているところに、日本で生ま…

20131202 子供鉅人、F/Tシンポジウム、チェルフィッチュ

いいかげん、書いても書いても現在に追いつかないこの日記にくたびれてきたのだが、子供鉅人『HELLO HELL!!!』については書かなくてはいけない。二日酔いや寝不足を心配していたが、それは杞憂で、最後まで面白く観た。もっとも、同じくエンターテインメント…

20131201 フォースド・エンタテインメント、リミニ・プロトコル、宮沢章夫

おそらくF/T期間中で最もハードな1日だった。 まず賛否両論の物議を醸しているフォースド・エンタテインメント『嵐がやってくる!』。様々な物語が途中で中断され、横滑りしていく中で、「死や老いにまつわる話」が出た途端、女が激昂する……。こういった感情…

20131130 毛皮族、シャインハウス・シアター、ソ・ヨンラン

森下スタジオで毛皮族(マル秘)公演『血も涙も靴もない』。借金によって生じていく不思議な関係たち。奇妙な世間話のような語り口はとても魅力的で、ちょっとやみつきになりそう。ただ、どこかに焦点がぐっと絞られていくか、もしくはとてつもなく抽象的な…

20131129 Q『いのちのちQⅡ』

朝方、男5人で3つの布団に川の字になっていびきをぐうぐうかいている様はなんだか可笑しかった。よく眠れた。野口くんと一緒に目覚めて階下に降りると、基さんお手製の朝ご飯がすでに用意されている……。感動しながら食べる。そのあとひとりで散歩に出て、哲…

20131128 地点『ファッツァー』

新幹線で京都へ。思いのほか寒かったので京都タワーでひとっ風呂浴びてから、バスに乗って、初めて地点の新拠点アンダースローへ。ブレヒトの戯曲を演出した『ファッツァー』を観る。す、素晴らしい……。自分の観劇史上かなりメモリアルなものに。 当日パンフ…

20131126 ゴーヤル・スジャータ、柴田聡子

F/T公募プログラムが始まった。ゴーヤル・スジャータ『ダンシング・ガール』。観劇後に彼女のインタビューを読んで、狙いはそれなりに分かった。インドの伝統舞踊の中に組み込まれているエキゾチシズムを脱構築したい、ということが最大のモチベーションなの…

20131124 小沢剛、わっしょいハウス

朝、カフェで女性と珈琲を飲んでいたら通りがかった友人に「エロい」とひとこと言われ、なるほどその発想はなかったわ、と思った。朝は爽やかだ、っていう先入観に囚われていたから。そのあと、とある場所で女の子を泣かせてしまい、泣いている状態はとても…

20131123 木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談』

木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談—通し上演—』。6時間、思っていたよりもあっという間だった。とりわけ3幕が素晴らしい……。鶴屋南北の群像劇の手腕がよく現れているなと感じた。 俳優たちの演技のバックボーンは様々で、それをいっぺんにこの舞台に載せたという…

20131122 東葛スポーツ『ツール・ド・フランス』

アーツ千代田3331で東葛スポーツ『ツール・ド・フランス』。やあー、もう好きすぎる。偏愛といっていい。サンプリングされるものの大部分がわたしの好きなものだ、というのはある。パルプ・フィクションと麻雀放浪記とクラフトワークってだけでもかなりのも…

20131121 小学校WS3日目、モモノパノラマ

小学校WS3日目、最終日。この日は手塚夏子さんのメソッドを援用して、言葉と風景とを結びつける試み。最初、わりと自由にやってもらおうと思ったら、やっぱり子供たちはフリーズしてしまい、まだそう簡単に補助輪ははずせないのだなと。まあプランを微修正し…